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第8期掛川市介護保険事業計画

2021年3月29日更新

2019年(令和元年)の日本人の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳で、男性は8年連続、女性は7年連続で過去最高を更新しました。日本人の長寿命化が進む一方で、誰もが最期まで、健康で生き生きとした生活を送ることができるよう健康寿命(健康上の問題がない状態で日常生活を送ることができる期間)を平均寿命に近づけることが肝要です。超高齢社会をマイナスと考えないで、市民一人ひとりが、寝たきり老人にならないよう「終生自立」を決意し、お互いに何をなすべきか考え、学び、実践し、生きることが大切です。そこで掛川市では、「生涯お達者市民が大勢いるまち」を目指し、かけがわ「生涯お達者市民」推進プロジェクトを立ち上げ、市民総ぐるみで健康づくりに取り組んでいます。

一方、介護が必要となったときには、要介護者のニーズを踏まえつつ在宅での生活を基本に、自立支援を目指した施設や介護サービスの拡充・推進が必要と考えます。また、福祉を支えるマンパワー(人的資源)の養成と共助・共生の考え方により、行政、福祉専門家、市民、関係機関が協力し、地域福祉力・介護力の向上を図ることも重要です。そして、保健・医療・福祉・介護の施策を一体的に、体系的に進め、健康づくり、介護予防を推進することが重要となります。

また、家族の介護を抱えている労働者が社会から外れることなく、仕事と介護を両立できる社会を実現することが必要です。仕事と介護の両立に当たっての課題や企業の両立支援策の状況に関する把握に努め、介護休業制度等の周知を行う等の対策を総合的に推進しています。

高齢化の進展の中で、介護する側される側ともに、積極的に社会参加することや、これまでに取得した経験や知識を活かすなど、働く意志のある人が働ける社会の実現が期待されています。

このようなことから、本計画の基本理念は、超高齢社会において市民一人ひとりが、健康づくり、生きがいづくり、介護予防に取り組み、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、その有する能力に応じて自立した日常生活を送ることができるよう、地域が支え合いの力で連携して機能し、効果を発揮できる仕組みづくりを進め、高齢者一人ひとりの日々充実した暮らしの実現を目指すこととします。

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