緑茶に含まれるカテキン 緑茶カテキンには種類がある
カテキンは、ポリフェノールの一種で、お茶に特有の苦渋味成分のもととなる物質ですが、その機能性や健康効果が注目されています。
茶に含まれる主なカテキンは
- エピカテキン(EC)
- エピガロカテキン(EGC)
- エピカテキンガレート(ECG)
- エピガロカテキンガレート(EGCG)
の4種があります。エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガレート(ECG)、エピガロカテキンガレート(EGCG)はお茶特有のカテキンです。
ここではエピガロカテキン(EGC)に注目して、免疫力アップの期待できる水出し緑茶(EGC茶)の作り方を紹介します。
エピガロカテキン(EGC)で体にバリア
緑茶カテキンの一種であるエピガロカテキン(EGC)は粘膜免疫系の働きをよくする。
冷水で緑茶をいれる(水出し緑茶)とEGCの効果が発揮されやすくなる。
- 粘膜免疫系は、病原体が粘膜から侵入してくるのを防いでいる免疫システムであり、生体防御の最前線ともいえます。緑茶カテキンの一種であるエピガロカテキン(EGC)は、呼吸器や消化器などにある粘膜免疫系の働きをよくすることが確認されています。
- しかし、カテキン類の50%から60%を占めているエピガロカテキンガレート(EGCG)は、このエピガロカテキン(EGC)の働きを弱めてしまいます。EGCは、温度が低くても比較的抽出されやすく、EGCGは温度が低いほど抽出が少なくなるため、低い温度ではEGCの割合が多くなります。
- 熱いお湯で緑茶を入れると、EGCGが出やすくなるため、EGCの効果が弱まってしまいます。冷水で緑茶をいれる(水出し緑茶)ことによって、緑茶のEGCGが少なくなり、EGCの効果が発揮されやすくなります。
- 水出し緑茶は、茶の収穫期や品種を選ばないこと、水と茶葉があれば簡単につくれること、水出しのためカフェイン含有量や渋みがすくなくなることなど、機能性だけでなく、いろいろ優れた点があります。
EGCたっぷりの水出し緑茶(EGC茶)の作り方
ECGたっぷりのお茶「EGC茶」の作り方
1.水を冷蔵庫で3時間冷やす。
使用する水は、水道水またはペットボトル等の軟水
2.お茶パック(茶葉)を入れて再度冷蔵庫に
水100ミリリットルに対して茶葉2グラムから3グラム 市販のお茶パックを利用すると便利です。
3.1時間後お茶パック(茶葉)を取り出す
茶葉をそのまま入れた場合は、茶こし等でこしてください。
4.EGC茶完成
ポイント
- 茶葉は1時間したら引き上げる。(1時間以上浸しておかない)
- 茶葉をそのまま水に入れる場合は、茶こしでこす。
注意
- 1日以内に飲みきる。
- 仕様する水は、水道水・ペットボトル(硬水は不可)
(注)茶葉の量は、お好みで調整してください。(1リットルで10グラムから)
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お茶とリンゴの健康レシピ集に掲載されています。