総合トップ広報かけがわ2017年4月26日 自然の中で穏やかな時間を 明ヶ島キャンプ場リニューアル
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2017年4月26日 自然の中で穏やかな時間を 明ヶ島キャンプ場リニューアル

2017年4月26日更新

渓流を見下ろせる位置に設置された「ウッドデッキサイト」
今回の目玉は渓流を見下ろせる「ウッドデッキサイト」

平成26年度から閉鎖していた「明ヶ島キャンプ場」がリニューアルし、4月28日から「炭焼の杜(もり) 明ヶ島キャンプ場」としてオープンします。新しいキャンプ場は、これまで課題となっていた、行きにくい、携帯電話が圏外、高規格ではない、外灯がないなどないものづくしを逆手に、静かな空間でアウトドアを楽しむファンの獲得をねらいます。
同キャンプ場は、山間地の地域活性化のため昭和53年に建設された市の施設。年々、利用者数が減少し、平成23年度に市営としてのキャンプ場は廃止となりました。老朽化の進む施設の管理を買って出たのが、市内の建設業「山田」(山田珠一社長)。平成27年度、市と無償の管理委託を締結し、市内でアウトドアスクールを主宰していたアウトドアプロデューサー・松山拓也さんの助言を受けながらコテージや管理棟などを改修し、今回のリニューアルを迎えました。
コンセプトは「穏やかなることを学ぶ」。これまでのコテージに加え、新たに2人用テントがちょうど良いキャンプサイトを用意。また、最愛のペットとキャンプを楽しめるよう、ペット同伴スペースやコテージをドッグランの中に設けました。目玉となるのが、森の中に浮かぶ「ステージサイト」と「ウッドデッキサイト」。宙に突き出したデッキの上で、自然を全身で感じながらゆったりと過ごしてもらおうというもので、松山さんは「全国的にも珍しい試み」と胸を張ります。外灯は必要最低限に抑えたため夜は真っ暗に。「その分、星空がきれい。何もないこの環境は最高のぜいたく」と話します。
4月26日、現地でオープンを前にセレモニーと内覧会が開かれ、地権者や地元地区、市職員、関係者ら約50人が新たな門出を祝いました。式典で、山田社長はオープンを迎えるまでに多くの関係者の支援を受けたことに感謝の言葉を述べ、続いて「地域に貢献でき、中山間地域のために役立てる数少ない機会。みんなと一緒に頑張り、このキャンプ場を育てていきたい」とあいさつ。松井市長は「きれいな空を見上げ、川のせせらぎや虫の音に耳を傾け、日ごろの疲れをいやしてほしい。子どもたちの体験学習の場としても活用したい」と、公共施設の新しい活用に期待しました。
キャンプ場はJR掛川駅から約1時間、新東名から約30分。営業期間は4月から11月までで、水道が凍結する12月から3月は休業します。

  • 詳しくは「炭焼の杜 明ヶ島キャンプ場」

ホームページ:炭焼の杜 明ヶ島キャンプ場 http://www.bt-r.jp/smc/
住所:掛川市炭焼33-2
電話:0537-25-2507

2017年4月25日

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