総合トップ広報かけがわ2017年5月27日 自然の中で感性豊かに 森のようちえん開園
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2017年5月27日 自然の中で感性豊かに 森のようちえん開園

2017年5月27日更新

自然との触れ合いの中で新しい発見に目を輝かせる子どもたち
森林を散策しながら新しい発見に目を輝かせる子どもたち

新緑の美しい背景をバックに、丸太の橋を慎重に渡る子どもたちと優しく見守る大人たち
丸太の橋を慎重に渡る子どもたち

倉真地区を中心に森林保全や啓発活動を展開するNPO法人「時ノ寿の森クラブ」(松浦成夫理事長)は5月27日、3歳から5歳児を対象にした「森のようちえん」を同地区の大沢集落跡地で開園しました。
森林や里山などの地域資源を子育ての場に活用。仲間と遊びながら自然とふれあい、豊かな感性をはぐくんでもらおうと、2年前から実施試験を重ね、危険箇所や安全対策などを進めてきました。
市内を中心にエントリーした子どもたち20人は9月まで毎月2回、園庭に見立てた森林や里山の中で活動。山の散策をはじめ、川遊び、植樹、キャンプファイヤー、まき割りなどに挑戦していきます。子どもが自然と向き合える環境を整えるため、保護者は幼稚園同様に預けたらその場を離れるのも、この園の特徴といえます。
第1回となる今回は、モミジやワラビ、ホオの木などの植物と触れ合う山歩き。子どもたちは、スタッフとともに沢沿いの山道を歩きながら、沢ガニを捕まえたり、お目当ての植物を摘んだりして楽しみました。
4歳の子どもを預ける中村一博さん・悦子さん夫妻(旭ヶ丘)は「普段の幼稚園とは違い自由で楽しそうな姿が印象的。動植物とのふれあいの中で、命の大切さを学んでもらいたい」と話しました。
園長を務める同クラブの川端務夢(つとむ)さんは「里山の維持や森林保全の大切さは、山を好きになってもらうことで次世代につながっていく。地域資源を活用した環境学習でもある」と笑顔をみせました。

2017年5月27日

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