総合トップ広報かけがわ2017年7月14日 黄金の茶室、お茶のまち掛川に
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2017年7月14日 黄金の茶室、お茶のまち掛川に

2017年7月14日更新

黄金の茶室の前に立って話す松井市長と2人の男性
黄金の茶室の前で内田MOA館長(左)から説明を受ける松井市長(中央)ら

内田MOA館長から中央に置いた作品の解説を受ける松井市長と作品を近くで覗き込む男性
内田MOA館長(右)から大角さんの作品解説を受ける松井市長(左)

室町時代に豊臣秀吉の命によりつくられた黄金の茶室(復元)をはじめ、千利休ゆかりの書画や茶道具、掛川出身の金工作家で人間国宝の大角幸枝さんの作品などが展示された豪華絢爛な特別展示「黄金の茶室と現代日本美術の粋」が7月15日から、二の丸美術館で始まります。8月27日まで。
本事業は今秋、市内で開催される地域芸術祭「かけがわ茶エンナーレ アートがいきづく茶産地へ」のプレイベントとして企画。全国でも貸し出し例は稀で、MOA美術館の特別協力により実現しました。
黄金の茶室は今から約430年前、天下人・秀吉が御所内に持ち込み、正親町(おおぎまち)天皇に茶を献じたと伝えられています。座敷は三畳、壁や天井、茶道具などは全て金。障子には緋色の綿織物が用いられ、豊臣家の五七の桐紋が施されています。また、奥の床の間には豊臣秀頼の書「豊国大明神」が飾られているなど、桃山時代の世界観と茶文化が現代の掛川によみがえりました。
このほかにも、利休が好んだ楽家初代長次郎の茶碗や書状、黄金の茶器、正親町天皇自筆の文書などの重要な美術品や、大角さんをはじめとする8人の人間国宝による現代工芸の名品を間近で楽しむことができます。
開幕前日となる14日には、MOA美術館の内田篤呉館長らを招き、二の丸美術館で開会式が開かれました。40人ほどの招待客を前に、松井市長は「この展示が文化の香り高いまちづくりを進めていく契機になる」と力強く話し、続いて内田館長が「掛川のみなさん、茶文化創造に尽力する掛川市、子どもたちが美術品に親しむ場となればうれしい」とあいさつしました。

2017年7月6日

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