総合トップ広報かけがわ2019年12月1日 防災力高める機会に 地域防災訓練に3万7千人
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2019年12月1日 防災力高める機会に 地域防災訓練に3万7千人

2019年12月1日更新

消防団員の周りに集まりチェーンソーの扱い方を学ぶ住民たち
消防団員からチェーンソーの扱いを学ぶ住民ら

竹と毛布を使った簡易担架作りを学ぶ中学生、それを見ている住民の人たち
竹と毛布を使った簡易担架作りを学ぶ中学生

地域防災訓練が12月1日、市内各地で行われ、約3万7千人の市民が参加しました。訓練は南海トラフ巨大地震が発生し、震度7の揺れと沿岸部に最大13メートルの津波が襲う想定。各地区では自主防災会を中心に積極的な訓練が行われ、参加者は避難経路の確認や消火訓練、救護訓練など、真剣な面持ちで取り組みました。
今回、モデル訓練会場となった長谷区や下俣区、松尾町区など5会場では、倒壊家屋からの救出、市民トリアージ、炊き出しなど実践的な訓練が行われました。松尾町区では、子どもから高齢者まで約80人が参加。2組に分かれて、チェーンソーの扱い方と倒壊家屋から人を救出するためのジャッキアップなどを地元消防団員から学びました。自主防災会長の野畑博さんは「機材はあっても点検のための訓練になっていた。みんなわからないことを確認し合うことで、防災力を高める機会になった」と話しました。
このほか、山間部の泉区では道路が閉鎖されたことを想定し、県警と連携したヘリコプター誘導訓練を行ったほか、長谷区では外国人学校の生徒が参加し、多文化共生社会での防災の在り方について認識を深め合いました。

2019年12月1日

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