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全国報徳研究市町村協議会宣言文

2020年10月7日更新

きんじろうのイラスト

掛川市が加盟する全国報徳研究市町村協議会では、毎年全国報徳サミットを開催し、昭和、平成、令和と3つの時代を通し、「報徳思想」を実践する皆様を強い絆でつないで参りました。しかしながら、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止と、参加者の皆様の安心・安全を考慮し、全国報徳サミット掛川市大会は、延期とさせていただきました。
現在、新型コロナウイルスは未だ終息せず、世界中で新型コロナウイルスの感染防止対策が取られております。そのため、人々の日常生活は制限され、将来に不安を抱き、心因的にも経済的にも疲弊しています。
こうした先行きが見通せない、漠然とした不安が蔓延する今だからこそ、「報徳思想」によるまちづくり・ひとづくりを皆様と共有し、この困難を乗り越えることを全国報徳研究市町村協議会より宣言いたします。

 

全国報徳研究市町村協議会宣言文

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全国報徳研究市町村協議会宣言文

宣言文趣旨

現在の新型コロナウイルス禍による困難な状況は、江戸時代後期、天災や飢饉により人々の生活が脅かされ、村々が荒廃していた時代に通じるものがあります。そうした状況下で二宮尊徳翁は、600を超える村々の復興の実績を作りました。たとえ時代が移り、人々の生活様式が大きく変わったとしても人々の心根は変わらないものだと思います。このような時こそ、道徳と経済の融合を説く「報徳思想」を改めて学び、まちづくり・ひとづくりの中で実践することは、私たちが置かれている状況を好転させるものだと考え以下の宣言を行います。

宣言文

一 私たちは「一円融合」の精神に基づき、新型コロナウイルス禍にあっても、各々が工夫した新しい生活様式を取り入れ、強く生きていきます。

一 私たちは「至誠」の精神に基づき、物事を大局的に見据え、先行きの見えない不安な状況であっても、誠をもって心を前向きに持ち、自身の向上に努めます。

一 私たちは「勤労」の精神に基づき、新しい技術を取り入れた働き方を活用し、自身のできる事から社会を変革するために行動します。

一 私たちは「分度」の精神に基づき、自身の行動の要・不要を社会情勢に照らし合わせて判断し、無駄や非効率を改め、新しい日常の中で社会を下支えします。

一 私たちは「推譲」の精神に基づき、持続可能な社会を目指し、新型コロナウイルスと戦い社会を支えている人々に対して支援を行います。

全国報徳研究市町村協議会

「一円融合」:すべてのものは互いに働き合い、一体となっていること
「至誠」:いつも真心をつくし、感謝の心を持つこと
「勤労」:一生懸命学び、考え、働くこと
「分度」:自分にふさわしい生活をすること
「推譲」:譲りあい、助けあいを心がけること

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