個人番号(マイナンバー)をお知らせする「通知カード」が送付され、全国でマイナンバー制度に便乗した不審な電話等の情報が寄せられています。
マイナンバー制度を語った不審な電話、メール、手紙、訪問等には十分注意し、内容に応じて相談窓口をご利用ください。
「私は大丈夫」そんなあなたが騙される!
もしもの時の電話帳
家族・親戚・ご近所の方などの連絡先
身近な連絡先(氏名・電話番号)を記載して、電話の近くにお貼りください。
「怪しいな?」と思った時の相談窓口
不審な電話や訪問、商品の送付があった時は
- 消費者ホットライン「電話番号 188(いやや)」
- 最寄りの警察、または「電話番号#9110」
金融機関をかたる不審な電話などがきた時は
- 金融サービス利用者相談室「0570-016811」
お金を要求されてもあわてずに相談窓口で確認!
ご注意ください
- 「携帯電話の番号が変わった」は、詐欺の可能性大!
- 公的機関は現金やキャッシュカードを電話で要求しません!
マイナンバー制度に便乗した詐欺に注意
気を付けて!!サギは、こんな手口であなたを狙っている!
被害に遭いそうになった事例
- 制度の手続きに便乗してお金を要求するもの
「マイナンバーカードの登録手数料にお金が必要」などと言われ、お金を要求された。 - 情報流出があったとしてお金を要求するもの
「あなたのマイナンバーが流出している。登録を抹消するには第三者から名義を貸してもらう必要がある」などと電話があり、さらに別の者から「名義貸しは犯罪になって逮捕される」など言われ解決するためのお金を要求された。 - 個人情報を聞き出そうとするもの
- マイナンバー制度のアンケートとして、家族構成や年金受給者かどうかを聞かれた。
- 「マイナンバー制度の導入に伴い個人情報を調査中です」と言われ、資産や保険の契約状況などを聞かれた。
簡単に信じちゃダメよ!
- マイナンバーの通知や利用手続き等で、国や自治体の職員が口座番号、資産や年金・保険の状況等を聞くことはありません。
- 不審な電話はすぐに切ってください。
- 万が一金銭を要求されても決して支払わないようにしましょう。
- あやしいと思ったら、相談窓口にご相談ください。
通知カードが届いていない方は、住民票のある市町村にお問合せください。
マイナンバーに関するお問い合わせは
マイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178
このような電話・訪問などに注意してください!
- マイナンバー制度の手続きで、所得や資産、保険の契約状況、口座番号や口座の暗証番号などを教えて欲しい。
- 現在の個人情報と金融機関に登録している個人情報が異なると面倒なことになる。
- マイナンバーの手続について訪問して説明したい。
- あなたのマイナンバーが漏洩している。
- マイナンバーの手続きを早くしないと刑事問題になるかもしれない。
- 訴訟履歴がマイナンバーへ登録される。
といった内容で、個人情報を聞きだそうとしたり、現金を要求したりしてきます。
個人情報等を聞き出すことはありません!
マイナンバーの通知や利用手続きなどで、国や県、市の職員が、電話でマイナンバーを聞き出したり、マイナンバーに関連して個人情報を確認することはありません。
不審な電話やメール等がきたら・・・
電話はすぐに切り、訪問の申し出があっても断ってください。
メールは開かないようにしてください。開いた場合でも、本文中のURLはクリックしないようにしてください。
万が一金銭を要求されても決して支払わないようにしましょう。
見守り新鮮情報
悪質商法等による被害、不適切な表示に関するトラブル、製品やサービスなどによる危険や危害などについて相談したいときは「消費者ホットライン 局番なしの188」をご利用ください。
「188」へ電話をすると、音声ガイダンスが流れ、郵便番号を入力するなどを行えば、お住まいの地域の消費生活者センター等をご案内します。
(注)ホットラインが利用できない方には、各自治体の相談窓口では来所相談等を行っている場合があります。詳しくはお住まいの市町村におたずねください。
消費者生活相談は「188(いやや)」へ!
ひとこと助言
- 「消費者ホットライン」は、全国共通の電話番号から消費生活センター等の消費生活に関する身近な相談窓口を案内します。開始当初の電話番号(0570-064-370)もお使いいただけます。(ガイダンス修了後、相談窓口につながった時点から通話料金がかかります。)
- お住まいの市町村の相談窓口が開所していない場合等には、開所している都道府県の相談窓口や国民生活センター等を案内します。
- 自分が相談している窓口の名称と電話番号を必ず確認しましょう。後から連絡する場合に役立ちます。
- 消費生活でのトラブルでどこに相談してよいか分からない場合には、一人で悩ますに「消費者ホットライン」を利用しましょう。
見守り新鮮情報 第225号(2015年7月7日)発行:独立行政法人国民生活センター
見守り新鮮情報
「事例1」
「マイナンバー制度の導入に伴い、個人情報を調査中である」と言って、女性が来訪し、資産や保険の契約状況などを聞かれた。本当に行政機関がそのような調査をしているのか。(60代女性)
「事例2」
若い男性から「マイナンバーが順次届いており、みんな手続きをしているが、あなたは手続きしましたか」との電話があった。「まだしていない」と答えると、「早く手続きをしないと刑事問題になるかもしれない」などと言われ、不審に思った。(70代男性)
マイナンバー制度に便乗した詐欺に注意
ひとこと助言
- マイナンバーの通知や利用手続き等で、国や自治体の職員が家族構成、資産や年金・保険の状況等を聞くことはありません。
- 不審な電話はすぐに切り、来訪の申し出があっても断ってください。
- 万が一金銭を要求されても決して支払わないようにしましょう。
- 少しでも不安を感じたら、すぐにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。(消費者ホットライン188)。
- なお、マイナンバー制度の問い合わせは、内閣府のマイナンバー専用コールセンター1570-20-0178で受け付けしています。
見守り新鮮情報 第235号(2015年10月20日)発行:独立行政法人国民生活センター