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第383回 一家に3匹!!

2012年8月31日更新

掛川市市民課長 田代 裕子

我が家には猫が3匹います。3匹とも捨てられていた猫を、幼いときから育てました。「一家に3匹!!」居ると、猫にも性格があることがわかります。

茶色の縞模様の猫の写真

雄猫は2歳で一番若いのですが、朝早く(4時頃)から夜遅くまで外で活動しています。時には朝帰りの時もあります。家の周りが畑のため、虫を捕ったりトカゲを追いかけたり、帰ってくれば食事か睡眠です。敷地内に入ってきた猫とケンカをします。毒を持った何者かにかまれて、足を二倍の大きさに腫れ上がらせて帰ってきたこともあります。しかし人に爪を立てたり、かみつくこと(甘噛みはします)はしません。この頃この辺のトカゲはしっぽが短くなりました。野性的ですが紳士的な面も持っている猫です。容姿はサラブレッドのように足が長くスマートで、白と茶色で、近所の方の足下にすり寄ったり人見知りせずとても社交的です。

 

2匹の雌猫はお互いに仲が悪く、威嚇しあっています。家の中が好きで、夏の我が家で一番涼しいところをよく知っています。長~く伸びて寝ている猫の場所は、とても涼しいのです。のどを鳴らして喜んだり、人の膝に入ったり、人の直ぐそばにいます。しかし近所の方の前では、とても警戒して近くには行きません。サッと逃げてしまいます。家族の人の好き嫌いがはっきりしています。まるで人間のようです。近所の猫が大好きな男性は「猫はホステスのような性格で、ちょっと親しくしようとすると、スーといなくなってしまう」と言われたことを思い出しました。しつこいのが嫌いらしいです。夏の間は2匹ともお腹を上にして伸びて寝ます。体が柔らかく、人間のような寝方です。

飼い主に抱っこされている猫

お腹を上に向けて床に寝転がっている猫

一番年上の猫は、年下の猫が食事をしていると、終わるまで待っています。雄猫と雌猫では雄猫が譲ります。レディファーストもネコの世界では当たり前のことのようです。
暑いときには涼しいところで体を動かさないでじっとしています。自然の中で生活することは無理をしないこと、その世界の決まりを守ること等、逆に猫に教えてもらう事もたくさんあります。
テレビでも「きょうのわんこ・にゃんこ」で紹介されたり、「ネコ鍋」(鍋の中に猫が寝ている写真集)とか、癒やし系の動物として写真集や本も数多く出版されています。「癒やされたい」と思っている方が大勢いるためか、人間の世界が希薄で、潤いのない人間関係などで人の暖かさが薄れてきているのでしょうか。
猫を見ていると、「ホッ」とします。猫の目を見たことがありますか。「キャッツアイ」宝石もありますがとてもきれいですよ。あなたも一度見てください。

餌を食べる猫

水色の首輪をつけた茶色の縞の猫

首に鈴をつけたグレーの猫