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第389回 保健委員をご存じですか?

2012年10月2日更新

掛川市保健予防課長 山崎 貞子

掛川市では行政と地域のパイプ役として各地区から選出された保健委員さんがいます。今年度は、207人の保健委員さんが地区保健講座の開催や健診の受診啓発など、市民の健康づくりに活躍していただいています。
みなさんお忙しい中、研修会や連絡会に参加され、「たいへんだ」という声も聞かれますが、いざ活動が始まり、グループ討議などで発表される姿を拝見していますと、いきいきとして笑顔があふれ、堂々としていらっしゃいます。保健事業への市民の皆さんの声や活動へのご意見を寄せてくださるので、健康長寿をめざして一緒に取り組んでくださる保健委員さんは、無くてはならない健康づくりのパートナーであり私たちの先生でもあります。
現在、保健委員さんは女性が98%です。男性ならではの発想も健康づくりには必要ですので、男性の方にもぜひ参加していただきたいと思います。また、保健委員さんの悩みは人集めですので、皆さんぜひ参加してみてください。

人気の保健委員活動は

保健委員の任期は2年ですがその間に必ず受けていただく研修会です。保健委員ならではの内容で、みなさん必ずとても良かったと言ってくださいます。大切なことやいいものは続けていけばいいんだなと実感とともに励まされています。

掛川市立総合病院見学について

7月3日・24日に開催されました。2日間とも名倉病院長、看護部長、地域連携室からのお話に耳を傾けました。その後、普段立ち入ることのない、地域連携室、薬剤室、救急室、リネン室、給食室、中央監視室、放射線室病、リハビリ室、オペ室、腎センターなど病院の奥深くまで見学させていただきました。
保健委員さんからは、「いろいろな専門分野があることに驚いた」、「多くのスタッフが働いている」、「患者のことを思い仕事をしていると感じた。改めて感謝の気持ち」、「自分の健康に気をつけたい」「余った薬を、他の家族に与えていたことを反省」、「地域連携室の存在・役割を初めて知った」などの感想が聞かれました。
また、「市立病院を良くするために市民として何ができると思いますか」の問いに「救急車の利用の仕方、マナーを守ることが大切」、「かかりつけ医を持つこと」、「塩分を控え、食事に気をつける。自分の健康は自分で守る」、「自分と家族の病気の予防、健康づくり」、「しっかりと定期検診を受ける」、「今日のような情報をもっと市民に提供すべき」など、たくさん回答していただきました。「新病院に期待。市民と手を取り病院運営が発展しますように」、「来年、新病院を見学したい」「保健委員としてできることは協力したい」という声もいただきました。

救急法講習会

毎年、保健委員全員研修会として掛川市消防署職員を講師に普通救命講習会を開催し、保健委員1年生は参加することになっています。今年は67人が参加され、全員が掛川市消防長から「普通救命講習1修了証」をいただきました。
参加理由は、「保健委員だから」、「最近、ほん身近で事故・倒れる人が多くなったので、少しでも心肺蘇生法の知識があればと思い」、「AEDの使い方を知りたい」、「一度勉強したかった」などそれぞれ。
満足度150%という方の感想は、「楽しく、わかりやすくてとても良かったです」と。多くの方から「命の大切さが伝わってきた研修でした」、「機会があったら勇気を持って救命処置をしたいと思います」、「テレビで見たのと実際やるのとではずいぶん違いました。経験できて良かったです」、「いろいろと学べた。ドキドキしたが良い経験になりました」、「忘れないように繰り返し参加したいです」といった感想が寄せられました。
(みなさん、そろそろ保健委員をやってみたい気分じゃありませんか?)

今回は保健委員活動を一部だけですが御紹介させていただきました。
保健委員さん、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

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