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第431回 ゴルフ依存症

2013年7月12日更新

掛川市地域支援課長 田辺 康晴

深蒸し掛川茶の広告ポスター。ゴルフをしている藤田寛之プロの上半身と深蒸し掛川茶の画像。
藤田寛之プロ

藍ちゃんブームに乗って、本格的にゴルフに取り組んだのは10年前の40歳後半の頃でした。何事も形から入る自分は、高額だったゴルフ場会員権がバブル崩壊に伴って安くなったこともあり、夢だった会員権を手に入れ、ゴルフ道具も一式揃えてその準備は整いました。
ところが、いざ始めてみると、止まっているボールを打つ難しさを改めて知らされることになりました。「悩んだ時は基本に戻れ」と言いますが、自分はゴルフの基本を知らなかったので、遠回りの気もしましたがコーチに付いて、一から学ぶことにしました。結果的には、週1日のレッスンを開始してから半年ほどで、安定したショットが出るようになり、何事も基本が大切であることを再認識しました。
ゴルフは、弓道やアーチェリーなどの標的競技と同類で、自分との戦いなので、基本が大切なスポーツであります。世界的に知られているタイガーウッズや藤田寛之プロでさえスイングが毎日少しずつ変わってしまうため、ツアーには常にスイングコーチを帯同しているように、ロボットのような機械的なスイングが要求される訳です。
そんなことから、ゴルフはメンタルなスポーツだとも言われています。コースに出ますと池、川、砂地、樹木というハザード(障害物)や気温、雨、風という気象条件のほかにも「音」などの様々な情報が目や耳から入ってくるため、安定した精神状態を維持することが難しく「力み、緩み」が生じて、プロでも簡単にOBを打ってしまうのです。さらに、ゴルフは自己申告制の競技でありますので、ルールとともに同伴競技者や自然保護などに対するマナーを守ることにも充分な注意を払うことが必要であります。

 

深蒸し掛川茶の広告ポスター。ゴルフをしている藤田寛之プロの肩から上と深蒸し掛川茶の画像。
藤田寛之プロ

ゴルフを始めるようになってから、2つ良い事がありました。一つは、気になっていたお腹周りが少し改善された事。もう一つは年代を超えた異業種の人達との交流機会が増えた事であります。特に、人との交流は、ゴルフ好きが集まる練習場に行けば、友達になるための時間はかかりません。
実は、昨年の賞金王になった藤田寛之プロとの出逢いもそんな関係からでした。
知り合いから、掛川市内在住で、前年に賞金ランキング5位だった藤田プロを紹介していただき、「掛川お茶大使」の要請をしたところ、快く無報酬で受けていただきました。そして、掛川お茶大使就任後の2012年には日本ツアーで4勝して、念願だった賞金王を獲得したのです。
藤田プロは、優しくて真面目な人間性が多くのファンから支持されており、小柄ながらも飛び抜けた技術と強い精神力で日本一となりました。44歳の今年も必ず良い成績を残してくれることを願っております。
ジョギングやスイミングに通っている人達と同じで、ゴルフも定期的に練習しないと強いストレスを感じるようになります。仕事の帰りに、ストレス発散と体力維持のために、時間が空けば練習場に通っています。10年前まではパチンコ依存症だった自分は、今やゴルフ依存症となってしまいました。

 

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