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第458回 健康寿命を延ばし、災害から家族・自分の命を守る

2013年12月20日更新

掛川市危機管理監 兼 危機管理部長 栗田 博

今朝も「オムロンの簡易血圧計」と向き合いました。これが一日の始まりです。最近、これまでと測定方法を改善しました。なぜかというと掛川深蒸し煎茶(普通煎茶よりも蒸し時間が2~3倍長く、渋みが押さえられ、よりマイルドな口あたり、濃厚でとても鮮やかな緑色、香りが優れているなどが深蒸し煎茶の特徴。全国でも品質の高さが認められ、荒茶三大品評会において数々の賞を受賞、全国茶品評会では9年連続、これまでに17回、産地賞を受賞しています。)を全国に広めたNHK「ためしてガッテン」11月27日放送を観たからです。
まずふつうに座って測り、その後、立ってから再び座って測ります。立ってから測った時の上の血圧が15ミリメートル・エイチ・ジー以上の差(プラスもマイナスも)がある場合は「脳卒中体質」の疑いがあるということです。また寝る前の血圧より朝の血圧のほうが15ミリメートル・エイチ・ジー以上高い場合も同様ということで1日2回の測定にさっそく変更です。この変動を抑えるには、喫煙やストレスなどの原因を取り除き、減塩や有酸素運動をすること、睡眠の質を高めことが血管の柔軟性を回復するということですので、健康寿命を延ばすために測定と対策を続けます。
一部重複しますが、先日、薬局での待ち時間に高血圧に関する冊子がありましたので紹介します。

脱・高血圧人生を成功に導く8の法則

  1. 心拍数が上がる運動で血管をしなやかに
  2. 楽しく簡単に減塩できる乳和食(和食に牛乳や乳製品を加える)を極める
  3. 入れ物を選べばしょう油でも減塩できる(ミスト状に出る)
  4. 塩分濃度の確認はスープまでぬかりなく
  5. 自宅で無理なく続けるなら「踏み台昇降運動」
  6. 毎日の昼寝が高血圧予防に効果あり
  7. 減塩意識を高める方程式食塩量(グラム)はナトリウム量(ミリグラム)に2.54を掛けて1000で割ったもの
  8. 高血圧の人は冬の和式トイレに要注意!(出典:ヘルス・グラフィックマガジン秋号2013年)

木々が紅葉している香積寺前の山道
香積寺前の山道

まわりの木々が紅葉している香積寺山門
香積寺山門

 

さて、今朝の血圧、体調は良好。なかなか遠出ができなかったので「そうだ香嵐渓行こう」。まつり期間終了後であり、情報では「色あせ」「落葉」状態であるが、渋滞もなく、身体も心もリフレッシュできるかなと思い出かけました。予想通り豊田松平インターチェンジからの道路はスムーズで、直近の駐車場へ到着。ここで、観光関連業者、交流人口等対策のアンケート調査員に遭遇。「どこからどこへ・宿泊・土産金額等」。このため、土産は近くの工房で手作りハムとパンをアンケート以上に購入。
早速、ウォーキング開始。足助屋敷周辺の店の多くが閉まっており、シーズン中には訪れる人たちが大渋滞を避け、ここで温かなうどん・そばなどで朝食をとる混雑はありませんでした。太子堂周辺は一面もみじの絨毯、香積寺山門や山道では紅葉を堪能し、巴川のせせらぎが心地よいものでした。
ここから町屋方面に向かい、これもラストシーズンの「栗きんとん」を味わいゆっくりとした時間が過ごせました。本日、2時間程度の健康ウォーキングはこれにて終了。「大変躾の良い強引に引っ張るウォーキング協力犬ジュン」の散歩は残念ですが省略です。

一面にもみじの絨毯が広がる太子堂周辺
太子堂周辺

犬小屋の横に立つウォーキング協力犬のジュン
ウォーキング協力犬

 

散策中に警察、消防、地域の人々が防災訓練を実施していましたので、少し掛川市の訓練等についてふれたいと思います。訓練は災害に直面したとき、市民・企業・行政等が落ち着いて適切な行動、活動ができるよう繰り返し実施するものです。
今年2回に分け静岡県第4次地震被害想定が発表され、掛川市の建物被害は、揺れで17,000棟、火災で2,100棟など計21,000棟が全壊・焼失。人的被害は、建物倒壊で600人、津波で100人、火災で100人、計800人の死亡想定で重大な事態です。また、上下水道、電力、通信、ガスや道路、鉄道などの復旧は長期間となります。このため早期の外部からの支援も当てにできない状況です。
この発表後の12月1日に実施した大地震を想定した掛川市地域防災訓練は、約32,000人と多くの方々が参加し行われました。発表後の訓練でしたので、事前に全世帯に配布した「家庭内地震防災対策チェックリスト」を各地区の会場に持ち寄り、建物の耐震化、家具の固定、備蓄品の用意、情報の入手手段、火災の備えなどを話し合っていただきました。家族全員が共有できるよう話し合い、防災意識を高め、できることは何でも実施することが重要です。
また、最近は集中豪雨による土砂災害や河川の氾濫、竜巻など全国的に大きな被害となっています。掛川市でも各種の災害に対応できるよう同報無線等により情報提供を積極的に行っていますが、家庭、地域、企業等でも情報収集し、「災害を正しく知り、正しく恐れ、正しく対応し、早期の自主避難」が「命を守る」ことになります。
このため掛川市では、防災に関する「出前講座」や「起震車による地震体験」などを実施していますのでご連絡ください。
なお、主な防災関係の情報先を下記に記載しました。

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