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第479回 私の健康法「インディアカ」

2014年5月16日更新

掛川市お茶振興課長 石山 雅久

皆さん、インディアカというスポーツをご存じですか?インディアカ (ドイツ語: Indiaca)はドイツで考案されたスポーツで、インディアカボールないしインディアカと呼ばれる羽根のついたシャトルコック状のボールを、ネットをはさんで相対した2チームが互いに手で打ち合う団体競技です。ドイツを中心にヨーロッパ諸国および日本で競技されています。
日本には1968年頃にオーストリアから輸入され、当時はピンポンパンと呼ばれていましたが、1970年代に日本レクリエーション協会がドイツのトリム用具としてインディアカを紹介、ドイツ製のインディアカボールを採用し、指導を開始しました。1980年、日本インディアカ協会が設立され、以降、同協会を中心に生涯スポーツとして普及活動が行われています。掛川市でも約20数年前に40歳以上の中高年を対象に体力作り運動の一環として普及活動され、その後掛川市インディアカ協会が設立されました。

バドミントンのシャトルに似た形で赤い羽根がついたインディアカボール

ルールは、羽根のついたボール(正式名称は「インディアカボール」。日常的には「羽根」とか「インディアカ」と呼ぶ)を手で4対4、掛川市ルールでは5対5で打ち合います。
コートの広さはバドミントンのダブルスと同じで、ネットの高さは、男女混合・シニア215センチメートル、女子200センチメートルが普通です。ルールはバレーボールによく似ていて、サーブから始め、レシーブ・トス・アタックの三段構成で敵陣に3回でボールを返します。
掛川市では、掛川市インディアカ協会が定めたルールにより、男女混合の大会を中心に女子大会や50歳以上の大会など、年間8大会ほどを開催しています。国内ルールと掛川市ルールの大きな違いは、前者が前衛2名後衛2名の4名であるのに対して、後者は前衛・後衛各2名の中心に1名配置し5名であることです。いずれのルールもローテーションは行われ、掛川市では15点のラリーポイントで競います。現在、登録団体は10団体で主に中学校区単位でチーム編成して大会に出場しています。
男女混合の大会では、40歳以上の男性2名以内と3名の女性でチーム編成して試合を行います。男性は50から60代が多く、70代の方も何人かいます。女性は20代から70代と幅広い年齢層の方が選手登録しています。
私の地区でもかつては4チームに分かれて練習試合ができるほど多くの方が参加していましたが、年々高齢化や仕事の関係等で脱退者が続き、練習試合ができない状況になってしまいました。それでも最近は他地区の方たちを交え、毎週末の夜、小学校の体育館をお借りし練習に励んでいます。女性メンバーは、定期的に他地区との合同練習にも出掛けるなど、親睦を兼ねた体力作りをしています。年8回の大会や合同練習に参加することにより、自然と他地区の方々とも親しくなり、大会での対戦も和気あいあいの中、楽しみながらの試合になっています。
インディアカは、中高年のスポーツで軽スポーツとお思いの方もいるようですが、上級者同士の試合では、かなりハードな運動量になっています。男性が思いっきりアタックした羽根を60代70代の女性に平気でレシーブされ、ラリーが続くこともしばしばで、寒い時期でも汗を流すことがあります。アタックが決まった時の爽快感や、逆にそれをレシーブした時の満足感など、インディアカの楽しみは、年齢差・男女差を感じないスポーツになっていることだと思います。
インディアカのチーム編成では、夫婦や親子で参加しているチームも多く、だれでも気軽に楽しめるスポーツです。体力作りとあわせ、ストレス発散になるだけでなく地域のコミュニティーの場にもなっています。さらに、汗をかいた後の冷たい掛川茶は、格別なおいしさで気分爽快になります。(お茶振興課のPR)
ぜひ、皆さんもインディアカを始めてみませんか。

 

選手の前で、開会式のあいさつをする市長
昨年、親睦大会開会式に市長が出席

試合前におこなわれた練習に参加し楽しそうな市長
試合前の練習に市長も参加

ネット際でジャンプしてアタックを打つ女性
女子大会での様子

円形になりパスの練習をする人たち
試合前の和気あいあいの練習風景

 

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