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第490回 富士山静岡空港からの札幌旅行

2014年7月18日更新

掛川市消防総務課長 中村 克巳

昨年、富士山が世界遺産に登録されました。ニュースを見ていると実に雄大な姿がテレビに映し出されています。ふと、この景色を自分の目で見てみたいなと思いました。
富士山を見下ろすとなると、飛行機からしかありません。
そこで、近くにできたのにまだ利用していない富士山静岡空港を使って手頃な旅行がないかなと、日々新聞の広告やチラシなど気にしていました。

そうすると見つかるもので、二泊三日で飛行機、ホテル代が含まれて、23,300円の札幌ツアーが目にとまりました。
金曜日の午後2時過ぎに自宅を出て、午後4時30分頃富士山静岡空港を飛び立つと6時過ぎには新千歳空港に着きました。
札幌のホテルにチェックインし、8時過ぎには夕ご飯にありつくことができました。
雪の無い掛川から雪積もる札幌の街並みを見ると、子供心に戻ったような沸き立つ感動があり、めったに見ることが無い一面の銀世界は、子供の頃からのあこがれの風景です。

2日目は、バスツアーを予約して、支笏湖の氷濤祭りを見に行ってみました。

まわりが薄暗くなり、氷でできた氷像が様々な色でライトアップされている会場と多くの来場者の様子
オブジェや滑り台など氷でできている。

氷のステージ、水族館、氷の滑り台や苔の洞門があり、木材や木の枝などを組み合わせて、それに湖水を掛けて、凍らせて作っていくとのことです。
展示小屋のパネルを見ると、11月は骨組み作り、12月には24時間体制で氷像に湖水を吹きかける作業を行い、見ることができるまで2か月以上かかっているようです。
地元の有志の方々が日々少しずつでも進めている様子が見て取れ、スタッフのこうした努力が多くの観光客を呼びこむ氷濤祭りを作っているんだなと、北の凍てつく夜ではありましたが、氷の舞台に鮮やかに光が生える光景だけで無く、スタッフの熱い思いを感じました。

いろいろな種類の魚が氷の中に閉じ込められて展示されている様子
氷の水族館

飛行機の窓から見えた富士山、手前に南アルプスの山々が見える

翌朝は、8時過ぎにホテルを出た後、一路空港に向かい、10時過ぎに晴天の中、新千歳空港を飛び立ち富士山静岡空港に向かいました。飛行機の窓から雪をかぶった南アルプスの山々の向こうに富士山がよく見えました。

 

飛行機の中から見たドーナツ状のスタジアム

エコパのドーナツ状のスタジアムの屋根がはっきり見えました。

 

飛行機の中から見た駿河湾ごしの富士山

駿河湾に出た後、青い大海原の上から雪をかぶった富士山が間近に見られ、これこそが飛行機の醍醐味です。

 

わずかな時間ではありましたが、普段目にすることができない風景に感動しているうちに、飛行機は無事着陸となりました。なんと1時過ぎには自宅でお昼を食べていました。
束の間の旅行ではありましたが、雪が積もることのない掛川から一面白銀の大地が見られて、おおいにリフレッシュできましたし、日頃母の介護に忙しい妻に少しだけど恩返しができたかなと思いました。味をしめて妻からは、次回を楽しみにしていると言われてしまいました。(冷や汗)

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