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第509回 「モツレク」を歌います 市制10周年記念事業にて

2014年10月31日更新

掛川市健康福祉部付参事 高柳 泉

「モツレク」ってご存じですか?
モーツァルト作曲の「レクイエム」のことです。「レクイエム」は数多くの音楽家が手がけており、そのうちモーツァルト、ヴェルディ、フォーレのそれは3大レクイエムと呼ばれています。

「レクイエム」は、日本では一般的に「鎮魂歌」と訳され、日本でもよく歌われる曲です。特に、平成23年3月11日に発生した東日本大震災の後は、被害に遭った方々の追悼の意味を込めて、日本はもとよりバチカンでも昨年3月に歌われています。
さて、早いもので掛川市が合併して10年が経とうとしています。その記念事業として、レクイエムコンサートが開かれることになりました。今回のコンサートは、昨年バチカンで行われた『バチカンより日本へ祈りのレクイエム 東日本大震災の鎮魂と復興祈念コンサート 』へ被災地から招待された高校生や大学生の合唱団の指導にあたった、掛川市出身でイタリア在住のテノール歌手榛葉昌寛さんの働きかけにより、日本公演として実現し、国内全8公演のうち1公演を掛川市で開催することとなったもので、当日は、本場イタリアの管弦楽団と、国内外で活躍されているオペラ歌手とともに、このコンサートのために結成された市民合唱団での演奏となります。

指揮者を前に合唱の練習をするたくさんの男性と女性の様子。
4月25日 第1回練習風景

その合唱団の一員として参加しています。団員は170人を超す大合唱団です。 私自身、今まで合唱経験は学生時代に男声合唱団に所属。就職した後も、市内の合唱団や、「かげがわ第九を歌おう会」にも参加させていただきましたが、しばらくブランクがあります。この曲はいつか機会があればと思っていた曲で、ブランクがあるにもかかわらず参加させていただいています。

4月より練習を開始し、既に6ヶ月が経過しており、全曲を通して歌うなどだいぶ練習は進んできました。私はというと、ラテン語と複雑な音の動きに悪戦苦闘中です。
他の合唱団のみなさんは、皆、実力者ばかりで、気が引けますが、歌の実力はさておき、精一杯の追悼の気持ちで本番に臨みたいと思っています。

平成27年3月14日(土曜日)
掛川市生涯学習センター
にて、開催します。

クラッシックというと、ちょっと敷居が高いと、お感じになられる方もいると思いますが、「あっ、この曲聞いたことがある」っていう曲も含まれていますので、是非、お越しください。