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第518回 我が家の犬について

2014年12月26日更新

掛川市会計管理者 水野雅文

お座りしている猫の後ろ姿のイラスト

猫派の人は、退屈だから読まないほうがいいと思いますが・・・。

我が家の愛犬の名前は、「とむ」である。2011年の9月13日生まれの3歳3ヶ月の雄の柴犬である。「とむ」の名前はトム・クルーズから拝借したもので、ひらがなにしたのは、日本犬だからである。

しつけはできてない。好物のササミチップスを目の前に見せ、「おすわり、お手」と言って、やっと出したくもなさそうに右手を出す芸が唯一の芸である。

リードを付けた犬がご機嫌で散歩をしているイラスト

散歩が大好きで、朝と夕方、寝る前のオシッコのための小散歩をしている。日の出前におき、しばらく大人しくしているのだが、それも束の間、甘えた声で吠え出し、散歩の催促をする。家の中で飼っているので玄関のガラスにドンと前足で体当たりをして早く連れていけと騒ぐ。しかたなく、朝、早いのにかかわらず、散歩となるが、グイグイと引っ張って先頭を行く。しばらくするとグルグル回り始め、ウンチをする。
すかさず、ビニール袋をかぶせたプラスチックのシャベルで受け止める。ウンチを包み込むようにビニール袋を裏返してしばり、散歩用のバックにしまいこむとひと仕事終えた気分となる。散歩の最中は大人しく、人が寄っても吠えずに愛想がよい。ただし、子どもが嫌いだ。夕方の散歩だが前方に子どもがいると、クルリと向きを変えてしまう。

 

身体を丸めて眠る犬のイラスト

30分程度の散歩を終えて我が家に帰り、しばらく庭で追い駆けっこをしてから家の中に入る。マダニがいるか点検。「とむ」は真冬に一度咬まれて獣医の世話になった。泥のついた足を拭いて、朝飯となる。餌の食べは悪い。お皿が空になれば、ひと安心である。時々まったく食べず、寝てばかりの時がある。確かにほかの家の柴犬より痩せている。

 

前足と頭を下げ、おしりを上げて、吠えながら戦闘体勢をとっている犬のイラスト

私が仕事から帰ってきても、うれしがる様子を見せない。しっぽを振らない。唯一、しっぽを振るのは、追い駆けっこをしている途中で、前足と頭を下げ、おしりを上げて、吠えながら戦闘体勢をとるときだけだ。その時、穴掘りを始めるときがある。無我夢中であり、その様子はおかしい。

 

体を洗われるのが嫌いだ。風呂場で洗うのだが、鳴き(泣き)、わめき抵抗する。二人がかりで、私が皮手袋をして押さえつけ役。妻がシャンプーをする。まったく手間がかかる。

散歩時に首輪からリードがはずれたことがあった。自由になったのがうれしく、追い駆けると逃げる。おやつを見せても容易には近寄ってこない。車にはねられてしまうーと何度も「とむ」「とむ」と叫び、寿命が縮まる思いをした。今ではリードと首輪の金具がはずれないように、ビニールテープでグルグル巻きにしてある。

二足で立ち、あっかんべーをする犬のイラスト

外にいればよいと、子犬のときに買ったゲージを囲むように板を張り、犬小屋をつくった。しかし、「とむ」は外にはずっといられないので、労作は使われないままである。材料費と労力は無駄になった。

 

「とむ」のおかげで体調を崩した。寝不足になってしまった。もともと寝付きはよくなかったが、朝、早く起こすので、当然睡眠時間は短くなる。1年目はめまいがして医者にかかった。2年目は湿疹ができるようになって、いまだに通院中である。アレルギー検査では動物のフケには陰性とのことであるが、まったく疑いが晴れた訳ではないらしい。早起きには早寝ということで対応しているが、一匹の犬が引き起こす騒動(普段は寝てばっかりで大人しいが)で、生活が以前と違うようになった。

私としては、家をあける旅行に行けなくなったことを幸いに、寝ながら読書の時間を楽しんでいる。犬を飼いたいといったのは、妻だから文句は言えまい。「とむ」に決めたのも、目が合ったという、犬を選ぶには不適切な決め方だ。重ねて文句は言えまい。家の中も、畳や壁を引っ掻いたあとがそこかしこにある。たぶん資産価値は下がったろう。

こたつに入り、犬に腕枕をして横になっている人と犬のイラスト

まだまだ犬については書きたいことがあるが、この辺で筆をおく。
しかし、犬はかわいい。言うことはきかないが「とむ」はかわいい。犬好きの戯言にお付き合いくださいまして、お礼申し上げます。

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