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第533回 掛川市障がい者新規就労500人サポート事業

2015年4月3日更新

掛川市健康福祉部長 齋藤 善久

掛川市障がい者新規就労500人サポート事業のポスター

障がいのある人の「働きたい」をかなえるために

掛川市障がい者新規就労500人サポート事業

500人サポート推進室開設!(平成27年4月1日)

障害がある人の就労については、下記までお気軽にお問合せください。
〒436-8650掛川市長谷一丁目1番地の1
掛川市福祉課500人サポート推進室
電話番号:0537-21-1139
FAX:0537-21-2100

ホームページ:http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/

これまで、寸感ホットページの紙面をお借りして、掛川市における障がい者雇用について2回御報告をさせて頂きました。今回で3回目となりますが、前回以降の進捗状況と、今後の取り組みについて書かせて頂きます。

前回は、平成25年度に「掛川市障がい者新規就労500人サポート事業」を開始したこと、事業を推進していくため、商工会議所、商工会、JA、企業や福祉事業所、当事者やその御家族などの皆様から成る本事業の推進協議会を立ち上げたことなどを御報告させて頂きました。

その後、協議会に於いて、市職員を加えた障がい者就労のための推進機関を設置すべきだという御意見や、事業所のバリアフリーや雇用に功績のあった事業所を表彰することなどを盛り込んだ条例の制定が必要だという御意見、事業所を訪問して雇用に理解を深めて頂く事や雇用に伴う補助制度の説明を行うなど、色々な御意見を頂戴いたしました。どれも大切なことで有り、また、委員の皆様が協力的であることが何より嬉しく、力づけられました。これらの意見をもとに、本年度は、福祉課内に障がい者新規就労500人サポート事業を推進していくための「500人サポート推進室」を設置いたしました。室長は福祉課の主幹が兼務し、雇用サポートの経験がある専従職員二名を新たに雇用して既に4月1日から業務を開始しています。

推進室では、今年度の計画として、まず、就労希望者の面接、企業への同行訪問、就職した後のアフターケアなど、個々の希望者への対応を考えています。そして、各事業所の訪問、ハローワークや静岡障害者就業センターと協力して企業対象の説明会などを開催し、障がい者雇用に関する理解を深めて頂く他、雇用した場合の優遇制度や補助金制度の啓発などを行っていくことにより、雇用の拡大を図って行くことにしています。

市役所では、現在法定雇用率の2%は上回っていますが、今後は更に雇用率を上げていきたいと思っています。また、市役所では、障がい者施設で販売している物品を優先的に購入することによる間接的な雇用支援を行っており、平成26年度は約500万円ほどの調達をいたしました。今年度は、さらに上を目指したいと思っています。そして、それが障がい者雇用の増加につながることを期待しています。

障がい者雇用は、市民や企業の皆様の御理解と御協力がとても大切です。今後500人サポート事業を益々推進して参りますので、是非皆様の暖かい御支援をお願いいたします。