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第544回 「ゆるゆる遠州ロングライド&ガイドライド2days」に参加して

2015年6月12日更新

掛川市環境経済部長 榛村 吉宣

私が自転車のツーリングに参加するようになった「きっかけ」は、2011年8月11日に掛川市で開催された第2回「中部環境先進5市サミット」でのクロスバイクとの出会いからでした。この5市とは、岐阜県多治見市、愛知県安城市、新城市、静岡県掛川市、長野県飯田市で、環境首都コンテストに参加していた環境政策つながりの自治体です。第1回サミットが安城市で、第2回を掛川市で開催することになり、5市の頭文字を組み合わせてTASKIサミットと命名したのでした。このことから、第1回開催の安城市から、第2回開催の掛川市に「中部環境先進5市サミット」タスキを環境に優しい自転車でつなぐことになりました。7月の天気の良い土曜日に安城市の神谷市長・副市長・職員の方が、安城市から新城市、三ヶ日(掛川市職員二人が愛知県境までお出迎え)、二俣、森経由で掛川市に来られました。私たちは天浜線二俣駅まで自転車でお出迎えに行き、掛川市役所にお招きしたのであります。この時にクロスバイクを購入し、今では、市役所への通勤や健康維持のために自転車に乗っている同年代の仲間とツーリングを楽しんでいます。ところで安城市長、安城市職員の方々は140キロメートルを走破し、車で帰られたのですが、中に帰りも自転車と言う強者がいてびっくりでした。

この第2回掛川サミットでは安城市でのサミットを受け、福島第一原発事故を受けての省エネ、再生可能エネルギーの導入促進策に関する提案等が出され、早急に具体化していこうということが確認され「共同宣言」が出されました。今年は2巡目の安城市開催の年になり、来年のタスキリレーはどうなるのか期待したいところです。

タスキリレーのスタートを待つ選手たちの様子

リレーが終わった後の和やかな会場の様子

話は長くなりましたが、このクロスバイクの購入から通勤や、天竜や森方面、遠州灘方面へツーリングに出掛けるようになり、今回の「ゆるゆる遠州ロングライド」に参加したのです。できる限り贅肉が目立たないようにぴったりの服を着て午前7時30分に家を自転車で出発。受付時間ぎりぎりの午前8時に滑り込みセーフ。もう汗がわき出し、したたり落ちていました。私の選んだコースは、三城巡りとメロン・イチゴを食するコースで延長63キロメートル、高低差が少ないフラットなコースです。ガイドリーダーはヘルメットならぬ兜をかぶった勇士。午前8時45分に市役所を出発し、逆川沿いに袋井市へ入り、袋井駅の南側から旧駿遠線の線路跡地を通り浅羽の近藤記念館、馬伏塚に寄りました。天気の良い日で新緑の中、ウォーキングしている団体も居て、浅羽界隈は賑やかでした。午前10時20分に名倉メロン農場に到着。

みずみずしいメロンボールが入ったジュース

とうもんの植えたばかりの早苗と水面に映る青空と萌葱色の茶ばら、4月の風景は全てに良かったです。メロンゼリーをいただきましたが、メロンボールがみずみずしくて疲れも吹っ飛びました。隣ではメロンパフェを食べているおじさん、おばさんも居ましたが、じっと我慢です。

 

地元の食材を使ったサンドウィッチなど

クロスバイクと一緒に皆で記念撮影

 

赤く熟れて美味しそうなイチゴの写真

午前11時前に横須賀城趾に到着し、天守を一回りして大東支所に向けてスタート。午前11時45分に大東支所へ到着し、大石農場ハム工房のサンドイッチとキッシュをおいしくいただきました。その後、少し時間があったので、お腹が減って途中でリタイアしないよう用心のため福田商店へ寄り、甘くておいしいソフトな芋きりを食べました。お腹が一杯になったところで潮騒橋へ出発。記念撮影をして、千浜のいちご屋川口では紅ほっぺ、章姫、あまみつという順番で食べました。この順番で食べることがおいしく食べるこつだそうです。説明では、イチゴは農家によって味が違うとのこと、また、聞くところによりますとあまみつの栽培は川口さんだけのようです。段々と疲労蓄積気味になってきました。気合いの入れ直しです。

 

午後2時前に高天神の入り口に、元気な人たちは急な坂を競争していましたが、私は足がぱんぱんで我関せずに、黙々と漕ぎ、声も出ず、静かに次の土方と岩井寺の急峻な風ふき峠に向かいました。私にとっては、このコースの中で一番不安な箇所で峠の坂に向かって黙々と漕ぎましたが、90キログラム以上と思われる若者や70才くらいの方にもおいて行かれ、付き添いのガイドも私のスローなスピードではついて行けないと先に行きました。もっと体重を落とし、鍛えないと坂道に対応できません。やっとの思いで頂上にたどり着き、下り坂最高でチームに追いつきました。その後も坂道では皆さんに迷惑を掛け、下板沢公会堂に到着し、茶草場農法のお茶と抹茶使用のお菓子をおいしくいただきました。疲れていても食べるている時は元気になります。午後3時30分に掛川城に到着。疲れに打ち勝つためにと、こだわりっぱに行き、おでんと抹茶ソフトクリームをいただき、少し食べ過ぎでしたが、午後4時20分に無事走破できた感激を胸に市役所へ到着しました。来年は、90キロメートルコースを目指そうと心に誓い、残り僅かとなった体力で家路につきました。国内最高のおもてなしで、2日間にわたる「ゆるゆる遠州ガイドライド」を運営された遠州観光ネットワーク関係の方々に感謝申し上げます。それでは、クロスバイクの出会いからガイドライドの思い出話しに最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。是非、皆さんも来年は参加しませんか?

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