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第594回 平成28年度も頑張りましょう!!

2016年4月1日更新

掛川市企画政策部長 鈴木 哲之

平成28年4月1日、新たな年度の始まりです。お役所に限らず、民間企業等でも新年度の仕事始め式や辞令交付式がいたる所で行われていることと思います。
昨日までの仕事にむりやりケリをつけ、泣く泣く新しい任務に就く者もあれば、「よかったやあぁ」と、ほっと安堵する者、相変わらずの悲喜こもごもの年度替わりの様相が思い浮かばれます。

さて、前置きはこの位にして難い(固い?)とこから、平成28年度は、行財政改革の第2次プランの目標である固定的経費17億円削減の達成に向けた最終年度となります。さらに、「公共施設等総合管理計画」に基づいて、公共施設等の最適配置などを検討する「公共施設マネジメント」や、「公共交通網形成計画」の策定など、掛川市を挙げて大きな計画を練り上げていく、前年度にも増して強烈な業務遂行を覚悟しなければいけない年となります。

ここで話しは飛びますが、世の中にはその時々の様々な世相を表す言葉やキーワードがたくさんあります。ここ10年、20年で考えると、リーマンショック以後、「経済の悪化」や、地震・津波・台風など自然災害による「甚大な被害」、急速に進む「少子高齢化」と「人口減少」、そして世界では「テロ」の脅威と、あまり良い言葉が浮かんできません。

大きくは、この「経済」・「自然」・「人間」の関係が上手くかみ合っていれば、多くの課題が解決すると思うのですが、なかなか「言うは易く行うは難し」で思うようにいきません。

個人的にはこんなことを考えていたところ、掛川市においては「地域創生」の名のもと、今後10年間で、「掛川への新しいひとの動きをつくり、掛川にしごとをつくり安心して働けるようにする、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえ、明日の掛川をつくり豊かで潤いのある安心な暮らしを守る」ことを柱とする「総合戦略」をまとめた第2次総合計画を策定しました。総合計画は10年ですが、その中の重点事業は今後5年間でやり遂げなくてはならないものとなっています。

先ほどの「経済」・「自然」・「人間」の関係に戦略を上手に使うことで、いろんな策がうまく進んでいくようにも思います。すでに先行して進めている「地方創生」の各交付金事業では、今までにない「産(企業)・学(大学など高等教育機関)・金(金融機関)・民(市民)・公(NPO等)・官(国、県)・市」の連携と、さらに「言(マスコミ)」にも加わっていただき、色んな主体が協働して効果的な施策を打って行こうとしています。

市長の施政方針から抜粋で、『「協働のまちづくり」が時代の転換点ともいえる今を乗り越えるまちづくりの手法である、これまでの「融和」から「成長」へと新たなステージへ、「協働のまちづくり」を推し進めることで、誰もが幸せや生きがいを実感できる持続可能な地域社会を創造する、協働のまちづくりの実現を通じて、最少の経費で最大の市民サービスを提供することを職員全員が肝に銘じて進めてまいります。』とあります。

新たな仕事に就いた方は早く仕事を覚えて、また引き続きの方は「昨日よりも今日」、「去年より今年」は少し前進しようと、お互い励ましあって、自分のため、家族のため、そして世の中のためになれるよう頑張っていきましょう。

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