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第601回 備えあれば憂いなしとなってくれれば

2016年5月20日更新

危機管理監兼危機管理部長 中村克巳

危機管理部に配属となって、2週間が経とうとする4月14日(木曜日)の夜に震度7の熊本地震が発生しました。被災地では、その後、地震の揺れが少なくなり、自宅へ戻ったところに、16日(土曜日)深夜午前1時過ぎに震度7の本震に襲われて、自宅などの建物の倒壊や家具の転倒などで死傷者が増えたと言われています。
その後も地震の揺れが続いていて、5月15日(日曜日)までには、震度1以上の地震の発生が1400回を超え、うち5弱以上が18回を数える状況となっています。今まであまり聴いたことが無いような地震のあり方で、自然現象は人知を超えるものとつくづく思うところです。
テレビ、新聞等の報道からうかがえることは、今回の地震で、亡くなられた方の大半が、家屋の倒壊や土砂崩れによるものであります。また、続く余震のため多くの方が、寒い屋外で不便な生活を送るなど、とても過酷な避難生活を強いられているということです。
このような状況をみていると、「自宅の耐震化」、「家具の転倒防止」、「防災ベッド」や「耐震シェルター」の設置などや食料の備蓄等、自宅における日ごろの準備が本当に大切なことだと思い知らされました。
そこで、我が家の備えはどうかと振り返ってみますと、準備が足らないなあと深く反省するばかりです。

  • 家具の転倒防止は、食器棚やタンスなど一部はしてありますが、子供達の本棚は手つかずになっています。

家具と天井を日本の転倒防止ツッパリ棒で固定した写真

家具と壁を転倒防止鎖でつないだ写真

4台の本棚が並び、本棚の上に絵の入った楽屋飾りが置いてある壁の写真

子供たちは、何もしません。
子供たちの本棚なので、地震対策は、自分たちでやってもらおうと思っています。

 

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  • 7日分の食料の備蓄が必要と言われています。

飲料水は、2リットルペットボトル6本入りの箱を6箱用意しています。1人あたり1日3リットルが目安と言われていますから、家族3人なので、一応目安どおりにしています。

賞味期限をチェックして、早めに使用するようにしています。

 

カップヌードル、レトルトカレー、乾麺、パック飲み物の備蓄品

カセットコンロとカセットコンロのガス

  • お米はあります。あとはカップヌードル、レトルトカレーや乾麺程度です。
    また燃料は、カセットコンロを用意していますが、カセットコンロのガスは、250グラム缶1本は燃焼時間1時間として1日2本以上。1週間で14本以上と言われています。

この機会に準備品を見直して、自宅で必要なものをしっかり用意をしよう。また、昨年市が配付した防災ガイドブックの家庭の避難計画も見直そうと家族で話し合っているところです。

掛川市防災ガイドブック表紙

個人の持ち出し品については、必要なものに違うものがあるので、個々でしっかり用意しようと言ってますが、実際やってくれるか心配だ。

天井に取り付けられた住宅用火災警報器

  • これは、住宅用火災警報器です。

家の中で、ホットプレートを使い焼き肉をやると、そのうち鳴り出します。

大きな音が出るので、そしたら大慌てで、換気扇を動かし、さらに窓を開けます。

日ごろの備えが安全、安心につながります。
少しずつでも準備を進めていくことが、大切なことだと、強く思っています。

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