掛川市企画政策課長 山本博史
掛川市では、毎年8月15日に「掛川市平和祈念式」を開催しています。
掛川市平和祈念式は、戦争体験者が減少していく中で、平和の尊さと、悲惨な戦争の記憶を後世に語り継いでいくことを目的に、平成26年から開催しています。3回目となる今年も8月15日の終戦記念日、午前11時から「生涯学習センター」で開催します。
2回目の昨年は、文化会館シオーネで開催し、戦争体験者による講話のほか、中学生による「平和へのメッセージ」の発表がありました。
平和へのメッセージは、大浜中学校の3人の生徒さんが、平和学習の一環で、市遺族会会長のお話を聞いて感じたこと、考えたことをメッセージとして披露しました。
「平和とは誰もが笑顔で普通に暮らせること」
「平和な世の中にするため、今の自分たちに出来ることを探していきたい」
「70年戦争をしていない日本が平和を広げていく国になるべきだと思う」
真剣・純粋な眼差しでメッセージを発表すると、会場からは大きな拍手がわき起こり、ホール全体が感動に包まれました。
参加した皆さんは平和への思いを新たにしていただいたと思います。とても感動的な光景でした。
さて、今年は、戦争体験者による講話、「平和を考える自由研究」優秀者の作文発表のほか、8月6日の「広島市平和記念式典」に掛川市の代表として参加する6人の中学生による報告を予定しています。
掛川市の中学生の広島市平和記念式典への参加は、今年が初めてです。掛川市の中学生が何を見て、何を聞いて、何を感じるのか、とても楽しみです。
戦後71回目の夏。今の平和、これからの平和について、改めてお考えいただく機会になると思います。
8月15日、「掛川市平和祈念式」、皆様のご来場をお待ちしています。