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第630回 掛川サッカー協会20年

2016年10月28日更新

掛川市産業労政課長 戸塚美樹

掛川地域は、昔から野球が盛んで、私は、中学で野球部、高校ではサッカー部に所属していました。私の中学時代、40年も前の話になりますが、小笠郡(現在の掛川市、菊川市、御前崎市の一部)で、サッカー部があったのは掛川北中と菊川中(現在の菊川西中)の2校で、中体連大会では、両チームとも西部大会へ出場でき、野球部だった私は、大変うらやましく思っていました。当野球部も郡大会2位で何とか出場できましたが…。

掛川西校に進学し、同じ中学のサッカー部の友達に誘われ、野球部の仲間3人とサッカー部に入部しました。当時、掛西野球部は、夏の大会で3年連続で県大会ベスト4進出と活躍されていましたが、サッカー部は、私が在籍していた3年間は高校総体で県大会出場も叶わない状況でした。 同級生11人のうち、3人が中学時代サッカー部、7人が野球部、1人がバスケ部というメンバーで、パスをまわす攻撃を目指しましたが、実際は前方のスペースへボールを大きく蹴り出して走るというスタイルで体力勝負的な攻撃だったと記憶しています。

前置きはこれくらいで、現在、私は掛川サッカー協会の事務局を務めており、5年目になります。ここからは、来年20周年を迎える掛川サッカー協会(掛川市、菊川市、御前崎市を管轄)の紹介をさせていただきます。

当協会は、平成10年4月27日、小学生から社会人まで27チーム、1,026人が登録し発足しました。この頃、掛川地域は、満足なグランドもなくサッカーの谷間と言われていました。平成12年9月に天然芝の下垂木多目的グランドが完成し、平成14年6月に日韓ワールドカップが開催され、エコパでも3試合が行われるなど徐々にサッカーを取り巻く環境も好転してきました。

今年度は、46チーム、1,497人が登録しており、種別(年齢別に区分されたチームの分類)でみると、第1種(年齢制限なし)が2チーム、55人(20年度は11チーム、226人)、第2種(18歳未満、一般には高校生年代チーム)が8チーム、264人(20年度は7チーム、243人)、第3種(15歳未満、一般には中学生年代チーム)が14チーム、479人(20年度は14チーム413人)、 第4種(12歳未満、一般には小学生年代チーム)が14チーム、541人(20年度は12チーム、521人)、シニア(40歳以上)が8チーム、158人(20年度は10チーム、150人)となっています。最近の5年間は、全体の登録チーム数及び人数は概ね横ばいですが、第1種は、ピーク時(19年度)は12チームあったことから特に落ち込みが激しくなっています。これは、全国的な傾向のようですが、何とか登録チームを増やしたく第1種の役員が、掛川市長杯等大会へ参加するチーム等に勧誘活動を行っています。チーム数が増えれば活動の幅も広がりますので、サッカーを楽しんでいるチームのみなさん、よろしくお願いします。

主な事業として平成16年度から実施しています高校生選抜韓国遠征も10回を区切りに、26年度から第4種に変更し、掛川トレセンU-12選抜韓国遠征として実施しています。昨年は、MERS(マーズ)の影響で韓国遠征を中止し、姉妹都市奥州市への遠征に変更となりました。今年度は、7月28日から31日の日程で韓国遠征が行われました。韓国の強豪チームとの国際試合を通しての競技力の向上や、韓国の風土や文化に触れ感性を養うとともに、選手との交流をはかりました。

掛川と韓国の選手らが並んでいる集合写真
7月28日から31日 掛川トレセンU-12選抜韓国遠征で韓国チームと記念撮影

韓国遠征チームが市長とガッツポーズをしている写真
7月25日 掛川トレセンU-12選抜韓国遠征チーム市長表敬訪問

各種別毎の主な事業としては、第1種の市長杯大会、第2種のサマーカップ、ウインターカップ、U-16リーグ、福岡遠征、第3種のサマーマッチ、ウインターマッチ、第4種のロータリークラブ会長杯大会、トダックス旗大会、ジュニア・フットサル大会、ライオンズ旗大会、シニアの11人制リーグなど実施しています。

掛川地区からJリーガーが誕生し、県大会の上位へ入賞するチームも生まれるなど、当協会の取り組みが確実に成果となって現れていると思います。
ロシアW杯2018のアジア最終予選も始まり、現在「ハリルJAPAN」は、2勝1分け1敗勝ち点7、グループBでは、サウジアラビア、オーストラリアに次いで3位 、何とか上位2チームに入ってW杯に出場することを祈念して終わります。

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