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第640回 「かけがわ消防フェア2016」を開催しました!

2016年12月23日更新

掛川市中央消防署長 松井 務

新消防庁舎が今年3月末に完成し、半年以上が過ぎました。消防署として、あらゆる災害に対応する防災拠点としての機能に加え、市民の皆様に体験していただける施設もたくさん出来ました。そこで、全国秋の火災予防運動(期間:11月9日から15日)に合わせて、11月12日の土曜日に、消防の仕事を市民の皆様に広く知っていただく機会として、初めて「かけがわ消防フェア2016」を開催しました。

当日は、風もなく絶好の秋晴れとなり、会場に家族連れなど大勢の方々が詰めかけて盛大に催すことができ、 1,000人余りの来場者で大変活気のあるイベントとなりました。訪れた子どもたちは、レスキュー体験や放水体験などで大はしゃぎでした。

開会式では、特別ゲストとして応援に駆け付けてくれた、お茶のまち掛川キャラクターの「茶のみやきんじろう」くんに、市長から1日消防団員の任命辞令書の交付と法被のプレゼントからスタートしました。そして、「茶のみやきんじろう」くんには、会場を盛り上げていただくとともに、消防団員の募集や消防団活動のPRにも一役買っていただきました。

消防車や救急車の前に人が集まり、地震体験車による地震体験を行っている様子。
かけがわ消防フェア2016

消防車の前で、茶のみやきんじろう君を挟んで、記念写真を撮っているお母さんと子供3人の写真。
茶のみやきんじろう君と記念撮影

 

AED体験コーナーの写真。中央にはAEDを体験している親子やそれを見る子供の姿が写っている。
AED体験コーナー(学ぼう応急手当!救おう大切な命)

消防フェアの内容については、消防庁舎を一般開放し救助訓練の披露をはじめ、AED体験、防災アニメの上映、防火ポスター展示、煙体験、ミニレスキュー体験を設け、屋外スペースでは、地震体験車による地震体験、消防車両の展示や記念撮影、ミニ消防車(消ちゃん号)の体験乗車、放水体験など、主に体験型のイベントとして、どのブースも人気を集めました。

 

また、防災関係団体の協力のもとに、無人航空機(ドローン)システムの展示と試験飛行、防災用品展示、暮らしの安全・電気の安全コーナー、子供遊具ふわふわコーナー、軽食コーナーも設けました。
防災用品展示では、非常食や汚水を飲料水に変える器材等の防災用品など多数あり、市民の皆様に防災意識をさらに高めていただく良い機会となったことと思います。

放水体験に参加した子どもたちは、子供用防火衣を着て火点の標的に向け懸命に放水していたり、ミニレスキュー体験では、子供用救助服を着て、みんなに励まされながら必死に綱渡り(セーラー渡過)に挑戦していました。

子供用防火衣を着て火点の標的に向け懸命に放水をする子供たちとそれを見守る大人たちの写真。
放水体験コーナー

大人に見守られながら、子供用救助服を着て、必死に綱渡りに挑戦している子供の写真。
ミニレスキュー体験コーナー

 

また、小学生や園児を対象としたチャレンジラリーを導入して、各コーナーのうちの3ヶ所以上に参加してスタンプを集めることで、防災関連のお宝グッズを記念品としてプレゼントし、子どもや大人たちのたくさんの笑顔を見ることができました。

このイベントを通じて、消防・防災について、将来を担う幼少年をはじめ市民の皆様に各種の体験学習をしていただき、火災予防の普及啓発並びに消防や防災への理解を深め、安全安心なまちづくりの一助となったことと確信しております。今後も、この消防フェアを消防団や防災関係団体と協働で開催していきたいと思います。
これから、年の瀬を迎えるにあたり火の元には十分に気を付けてお過ごし下さい。

平成28年度全国統一防火標語

「消しましょう その火その時 その場所で」

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