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第658回 『未来の掛川のある一日』

更新日: 2017年4月21日
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掛川市理事兼企画政策部長 鈴木哲之

 暖かな陽の光が降りそそぐある日の掛川の街の朝は、通りの店が一番に開けた瞬間から賑わいを見せる。足早に行き交う人々の中には、ひかりを使って通勤するビジネスマンや天浜線に遅れそうに駆け足の高校生の姿もある。シニアは教養講座のあるプラザに集まって来ている。駅前通りに向かって歩いて行くと、人々が駅前で掛川茶とオリーブオイルいっぱいの食パンを買っている。
 市内全域を廻る光ファイバ網により、予約も簡単になったデマンドタクシーで病院や買い物に出かける人、自動運転により山から海まで市内を満遍なく走行するコミュニティバスを待つ人たちなど、にこやかに一日が始まっていく。
 日中の街中は、人々が図書館や文化ホール、スタジオなど色々な施設を利用し、屋外広場では市民オーケストラが楽しげな曲を演奏している。商店街のいくつかの店舗では、地域FM局やITのサテライトオフィスが今日の仕事に取りかかり、掛川市の旬な情報を発信し始める。掛川の農産物を揃えた地元の小売店やレストラン、カフェは、掛川の街の魅力を堪能する人々で溢れ、なかには仕事の打合わせ場所として利用する人もいる。
 昼休みになると、レストランやカフェは歩道や駅前通りの遊歩道にテーブルと椅子を広げる。歩道に出されたメニューに書いてある「今日のおすすめ」が、買い物客や用事を済ませた人々を食事へと誘う。
 プラザのロビーでは、地元の芸術家によるアート作品展が開催されている。館内のホールでは、市民劇場「ミュージカル茶のみやきんじろう」の開演に向け、関係者が準備に追われている。
 ホールの上階にある盛りだくさんの教養講座やカルチャー教室へ向かう人々が歩道を歩いている。三の丸広場では、子供たちが大きなベンチの周りを追いかけっこするのを見守りながら、親同士はおしゃべりをしている。広場を横切り図書館に向かう親子もいる。木陰では、読書に耽っている人や2人で楽しそうに話している恋人達、孫の遊んでいる姿を見てうれしそうに目を細めている初老の夫婦がいる。
 シティプロモーションが功を奏し、三城物語りツアーや市内全域を舞台にした茶エンナーレ、シティミュージアムがヒットしてたくさんの人々が掛川に訪れるようになり、さらに静岡空港や御前崎港から連結シャトルバスに乗って訪れるたくさんの外国人観光客のおもてなしをするため、大勢の市民が市民大学校の英語カリキュラムで学んだ語学力を試そうと自ら通訳のボランティアを買って出ている。
 平日の夕方、街の中心はまるで姉妹都市ペーザロの街のオペラの演劇のような雰囲気に包まれる。店主が歩道に並べていた看板や商品を店内に取り込み、店の前を掃除している。今日の仕事を終えて掛川駅や駐車場に向かう勤め帰りの人々がいる。図書館に本を返却する学生やビジネスマン、講座を終えて出て来た人々などで、プラザの前に静かな混雑が見られる。塾を終えた子供を迎えにきた後、通りに並ぶパン屋で焼きたてのパンを買い、広場で夕陽を眺めながら頬張る親子がいる。
 太陽の長い日差しが、緑のカーテンのくずの葉が覆う駅前広場を照らしている。家路を急ぐ途中に、通りにある新鮮でこだわりの品揃えが自慢の店で、夕食の食材を買いそろえ自宅へ向かう人々がいる。
 日が沈み街は再び、食事、文化活動、スポーツの場へと変貌する。歩道は街路樹に映る街灯で照らし出されている。人気の互産互消レストランからは、がやがやと話し声が聞こえ、地酒にこだわったパブからはジャズが耳に優しく流れてくる。プラザの前では、家族や友人同士の大小のグループがコンサートのために並んでいる。その脇を、サッカーボールを抱えた数人の若者グループが、フットサルをしに広場の方向へ歩いていくのが見える。やわらかなランプの灯りに照らされた逆川縁を、家族やカップルが夜の散歩をしながら、緑の木々とそこかしこに満開に咲くユリの花を満喫している。川沿いのいくつかの店は、そういった人々を歓迎し夜遅くまで開いている。
  未来の掛川のある一日、市民が心豊かに人生にゆとりをもって生活している。近未来の掛川のまちがこんな風になるといいなと思っています。

岩手県紫波町さんの「公民連携基本計画」の前文に感銘を受け、快くご理解いただき文献
の引用、参照をさせていただき、私なりに近未来の掛川のまちを思い描いてつくりました。


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