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第689回 ~救える命を救うために~命を救う“救急受診アプリ『Q助(きゅーすけ)』”の活用を!

更新日: 2017年10月6日
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掛川市中央消防署長 松井 務

 今年の夏の前半は、例年になく暑かったですね!熱中症で救急搬送される人が全国的に多くありました。暑さに伴い、熱中症予防対策の講習の依頼もありました。
 消防の仕事の中で、もっとも命に関わり出動件数も多く、時間との闘いでもあるのが救急業務です。近年、救急出動件数は高齢化の進展等により、増加傾向にあり、去年1年間の救急車の出動件数が全国で約621万件と過去最高を更新し、当市においても救急出動は3,829件(前年比47件増)、搬送人員は3,541人(同35人増)と、いずれも増加しています。この出動件数は、1日当たりに換算すると10.5件になります。
 しかし、統計的に見れば救急車で搬送された人の約半数が入院を必要としない軽症であり、この中には、本来、救急車を利用する必要がなかった人もいる可能性があります。
 当市では、救急隊5隊を配置して市内全域をカバーして市民の安心・安全を守っていますが、緊急性の低い救急出動が重なる状況が続けば真に緊急を要する方への対応が遅れてしまい、救命率や社会復帰率に影響が出る可能性があります。
 大切な命を守るため、救急車の適正利用を広報等で幅広く働き掛けているところですが、救急出動件数の減少には至っていないというのが現状です。
 こういう状況を踏まえて、国が全国の18歳以上の3千人を対象に救急に関する世論調査を行い、救急車を呼ぶかどうか迷ったことがあるか尋ねたところ「ある」と答えた人が、28.5%でした。この様な調査結果からも救急車の適正利用の推進と症状が軽く救急車の必要性が低い人に自分で病院を受診してもらうように、総務省消防庁では、住民に救急車を呼ぶべきかの判定を支援し、受診可能な医療機関や受診手段の情報を提供するため、「全国版救急受診アプリ(愛称「Q助:きゅーすけ」)」を開発し提供を開始しました。

 ところで、皆さんは、もし、家族や友人が倒れてしまったときに救急車を迷わず呼ぶことができますか?今までに救急車を呼ぶときに、119番をためらったことは、ありませんか?
 このアプリは、症状や状態などを入力することで「家庭自己判断基準」をもとに、救急車が必要かどうか判断してくれます。
 この「Q助」は、スマートフォン版(Apple、Google)、Web版がありますので、ダウンロードしてみませんか!
 “万が一”に備えて救急車利用を迷う場合などには、是非ご活用下さい。

総務省消防庁「Q助」案内サイト

https://www.fdma.go.jp/neuter/topics/filedList9_6/kyukyu_app.html 

 
 「Q助」案内サイトQRコード



 救急車の利用ですが、症状に緊急性がなくても、「交通手段がない」「どこの病院に行けばよいかわからない」「便利だから」「困っているから」と救急車を呼ぶ人がいますが、救急車はタクシーではないのです。救急車は限りある医療資源と考えていただきたいのです。
 救急車を本当に必要とする人のために、救急車の適正利用にご理解とご協力をお願いします。











 我々消防は、救命率の向上を図るために、救急出動時に救急現場に近い消防署・分署から消防車(P:ポンプ車)と救急車(A:アンビュランス)を同時に“PA連携出動”させ、救急隊員に限らず、消防隊員を救命処置や救急隊の活動支援等に当たらせています。
 よく、救急現場で市民から「なんで火事でもないのに消防車が来るの?」とか「消防車は呼んでないのに。」と言われてしまうことがありますが、少しでも救命に繋げるように多くの隊員を現場に投入して救命処置を行っていますので、ご理解とご協力をお願いします。
 救える命を救うためには、“応急手当”が重要です。救急車が到着するまではどうしても時間がかかります。救急車到着までの応急手当で、救命効果が上がります。
 いざという時に、大切な方を救うためにも、常日頃から正しい応急手当を身に付けておいてほしいのです。
 一人でも多くの市民にAED(自動体外式除細動器)の使い方を中心とした救急法(命の教育)を身に付けてもらうように、毎月第3木曜日(午前9時から正午)に普通救命講習(一般公募)を開催していますので、最寄りの消防署に電話で問い合わせや申し込みをして、是非、受講をしてみて下さい。

中央消防署☎ 21-0119 西分署☎ 23-0119 南消防署☎ 48-0119

 また、「NPO法人f.a.n.地域医療を育む会」とも連携して幅広く応急手当の普及啓発を進めています。
 参考:救命処置の流れ(心肺蘇生法とAED の使用)(総務省消防庁)
 http://www.fdma.go.jp/html/life/pdf/oukyu2.pdf 多くの命が助かりますように!

 これからも、常に「市民ファーストの救急隊」であり続け、“救える命を救うために”救命率の向上と安心して暮らせるまちづくりを目指していきます。


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