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第714回 足元にご注意 -『マンホールふた』のお話ー

2018年2月23日更新

掛川市下水整備課長 塚本 明宏

皆さん、「マンホール」ってご存知ですよね?そう、地面に埋まっていて、丸い蓋(たまには四角もある)だけが見えています。水道や下水道、電気や電話、ガスなどいろいろな種類がありますが、今日は、巷で注目の下水道の「マンホールふた」についてお話しします。

マンホールとは

マン(man=人)とホール(hole=穴)を組み合わせた言葉で、日本語では人孔(じんこう)と言い、地下に埋まっている下水道管の点検、修理、掃除などのために設けてあります。

下水道のマンホール蓋はなぜ丸いか

答えは「丸いと穴に落ちない」「四角いと蓋が穴に落ちてしまう」からです。正方形や長方形では、辺より対角線の方が長いので向きがずれると落ちてしまいます。一方円形はどんな向きにしても落ちることはありません。マンホール蓋の上は人や車が通るため絶対に落ちない形にしてあるのです。もちろん構造的にも丈夫で安全ですよ。

ご当地マンホール(デザインマンホール)

色つき、掛川城のマンホールの蓋
公共下水(掛川処理区)
-掛川城天守と市花キキョウ
がデザインされている-

本文を入力してください。下水道って汚水を流す汚いイメージと、ほとんどの施設が地下にあり普段目にすることがないため、せめて目に見えるマンホール蓋の模様を工夫することでイメージアップを図ろうと、1980年代頃から全国で展開されてきました。各自治体、その地方の名物や観光名所などをデザインし、「ご当地マンホール」として特色のあるものにしています。
掛川市が下水道事業に着手したのは1990年代、もちろんデザインマンホールを当初から採用しています。市内でも処理区(旧市町や地区)ごとにいろんな種類があります。

 

色つき、潮騒橋、マツ、スイセンのマンホールの蓋
公共下水(大東処理区)
-潮騒橋、マツ、スイセン、
町章を太陽にイメージしている-

色つき、オスカー君、メジロのマンホールの蓋
公共下水(大須賀処理区)
-オスカー君、ツツジ、マツ、
鳥はメジロです-

 

色つき、女の人がカゴに乗って男の人2人が担いでいる絵のマンホールの蓋
農業集落排水(日坂地区)
-日坂宿の駕籠かきとマツ-

色付き、上内田の文字がデザインして書かれているマンホールの蓋
農業集落排水(上内田地区)
-よく見ると上内田の文字が
中心から外側に向けて放射状
にデザインされている-

 

掛川城のマンホールの蓋
-カラー蓋はPR用で、
設置されているほとんどが
黒い蓋です-

色付き掛川城のマンホールの蓋
公共下水(掛川処理区)
-実際に設置されている様子。
どこでしょう?-

 

マンホーラー って

「マンホーラー」って耳にしたことがありますか?マンホールの蓋の愛好家、全国各地にある様々なマンホールを写真に撮ってSNSに投稿したりする人達のことを「マンホーラー」と呼び、中でも特に女子は「蓋女(ふたじょ)」って言うそうです。昨年末にはテレビでも特集されたようです。(見逃した;;)
ちなみに、SNSで検索してみたらあるわあるわ・・・掛川市のマンホールもちゃんとインスタ映えしてましたよ^^(検索は、#マンホーラー #マンホール #マンホールGO などでしてみてくださいね)

いかがでしたか?普段なにげなく踏んずばしているマンホールのふたですが、近頃ではこんなに注目されているんです。皆さんもこれから道路を歩くときは、足元にも少し注意してみてください。市内だけでも下水道に限らずいろいろなマンホールのふたがあることに気づくと思います。私も今度掛川のマンホールふたをSNSでアップしてみようかな。その時は“いいね”お願いします^^

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