起工式で玉串を捧げる松井市長(中央)
太陽光発電設備が建設される予定地(沖之須区地内)
津波から命を守る防潮堤整備の進む沖之須地区沿岸部で9月6日、県内最大級となる太陽光発電所の起工式が行われました。来年10月末の稼動開始に向け、工事が進められます。
発電所事業主は浜松市のデベロッパー「アサヒコーポレーション」。建設予定地は農地を工業用地に転用できる「農工団地」の指定を受けていましたが、太陽光発電施設が建設できないことから、平成25年12月に掛川市、県企業局、同社で協定を締結。市は農工団地の指定除外や地元調整を、県は用地の造成を行うなどし、全面的に協力をしてきました。
発電所は、東大谷川をはさんだ東西約17ヘクタールに67,755枚のパネルを設置。出力18,000キロワットで、年間発電量は一般家庭約5,400世帯が1年間に消費する電力と同規模。大須賀区域の世帯数約3,900世帯と比べても、大きな発電量だということがわかります。
式典には工事関係者や行政、地権者など約70人が参加。同社の竹内良会長は「郷土の発展のため、微力ながらお役に立ちたい」とあいさつ。松井市長は「再生可能エネルギーの利用を促進し、未来に伝える豊かな地域、環境を大切にするまちづくりを実現していきたい」と力を込めました。
2016年9月6日