総合トップ記事第501回 「合併10年目に思う」

第501回 「合併10年目に思う」

2014年9月12日更新

掛川市企画調整課長 鈴木 哲之

早いもので旧1市2町が合併して10年になりました。来年には10周年記念式典も控えています。10年前ってどんなだったんだろうと思って何かないかと探したところ、私の古巣だった旧大須賀町の最後の平成16年度の町長施政方針演説を見つけました。
そこには、10年経った今でも色あせない、今は亡き町長の思いがたくさん詰まっていました。

抜粋ですが、

  • グランドデザイン もっとも基本となる考え方
    • 自主、自立、自己責任の時代に向けて、自治会をパートナーとした町民総参加の町づくり
    • 健康で福祉の充実した町づくり
    • 快適で安全な住んでみたくなる町をめざして
    • 町の活力を目指した社会基盤の整備と産業の振興
    • 未来を創る人間性豊かな町づくり
  • 市町村合併
    • 新市の将来像「海と山と街道がつながり、夢・未来を創るまち」の実現に向けて
  • 男女共同参画
    • 平成11年の男女共同参画都市宣言から今年で5年目、男女共同参画意識を更に高め、誇りと自信を持って合併に臨んでいきます。
  • 自治振興
    • 町民総参加による自治会活動により、自治能力の向上を目指してきました。今後も、他に負けない郷土愛で住みよい地域社会を創ります。

この他にも

  • 少子化対策
  • 児童虐待
  • 障害者福祉
  • 健康づくり

など

こうしてみると10年経った今、私はどれくらい地域に役に立ってきただろうかと、ふと思ってしまいます。10年後の今でも同じような課題が残されて、さらにもっと複雑怪奇になって、どうやれば解決できるのか分からない問題も日に日に積もってきます。
何か画期的な方策はないかといつも思っています。地域の皆さんと色々話し合って、市の内部でも複数課に跨ってアイデアを出し合って、少しずつでも解決していけたらと思います。

先日、プライベートで東京へ行ってきました。平日の午前中から街中は人だらけで、確かに活気には満ちているようにも思えますが、歩くスピードが速くてとても流れに乗っていけませんでした。何か買い物するにも、見物するにも急かされているように思うのは私だけでしょうか?
やっぱり、スローライフがいいんじゃないかと思ってしまいます。心に少しゆとりを持って高尚なことでなくて、ほんの少し文化的な何かを見つけて過していけるのが一番いいように思います。
そういえば、掛川市では「文化振興計画」なるものを今作っているんです。これが少しでも掛川の皆さんの「心の拠りどころづくり」のお手伝いにつながればいいなと思います。

このページと
関連性の高いページ