トップ掛川市防災ガイド地震

地震

県第4次地震被害想定

静岡県は、過去の地震・津波災害の教訓や蓄積された科学的知見を生かし、レベル1 の地震と、レベル2の巨大地震による被害をあらかじめ想定した、 第4次地震被害想定を発表しました。市では、レベル2に対応した防災・減災対策に取り組んでいます。

項目 想像する震源 発生の頻度 地震の規模
レベル
1
東海・東南海・南海の三連動及び
単独で発生する地震
比較的高い
(約100〜150年に一度)
マグニチュード
8.0〜8.7
レベル
2
南海トラフで
発生する
巨大地震
極めて低い マグニチュード
9.0程度
この南海トラフ巨大地震の想定では、市内の震度は7、最大津波高は、13メートルに達し、死者は建物倒壊で600人、津波で100人、火災で100人、合計で800人となっています。
下の図は、南海トラフ巨大地震が発生したときに想定される「震度分布図」と「液状化危険度分布図」です。

人的被害(最大死者数)

人的被害図

建物被害(全壊・焼失棟数と割合)

全壊・焼失棟数
建物被害 揺れ 人工造成地 津波 山・崖崩れ 火災
約21,000棟 約17,000棟 約2,000棟 約30棟 約80棟 約2,100棟
39.1% 31.7% 3.7% 0.06% 0.1% 3.9%

想定される最大津波被害

掛川市沿岸の最大津波高は13mと想定されています。津波浸水面積は、5.5㎢で、浸水域は、概ね国道150号より南と菊川流域が想定されています。

最短到
達時間
50cm 1m 3m 5m 10m 20m 最大津波
約4分 約5分 約8分 約19分 約20分 - 約20分
浸水
面積
1cm以上 1m以上 2m以上 5m以上 10m以上
約5.5k㎠ 約3.2k㎠ 約1.6k㎠ 約0.6k㎠ 約0.1k㎠
震源と液状化危険度分布図 震源と液状化危険度分布図

南海トラフ巨大地震に備える

南海トラフ巨大地震が発生すると、関東から四国・九州にかけて広い範囲で災害がおこるおそれがあります。市でも、津波や大規模な土砂崩れがおこる可能性があります。
また、過去の事例から南海トラフでおこる地震は一度では終わらず、時間差で発生する可能性もあります。

南海トラフ巨大地震地図

南海トラフ地震臨時情報

南海トラフ巨大地震が発生する可能性が高まった場合には、気象庁より「南海トラフ地震臨時 情報」が発表されます。 なお、巨大地震発生前には、必ずしも異常現象が観測されるとは限りません。突然発生する地震 への備え(非常持出品、避難先などの再確認)を最優先に心がけましょう。

南海トラフ地震臨時情報発表後の防災対応の流れ

南海トラフ地震臨時情報発表後の防災対応の流れの図