私たちが毎日飲んでいる「茶」の木はアジア南部の亜熱帯地方が原産地といわれています。わが国へは、1191年に栄西禅師が宋、今の中国から種子を持ち帰り、茶の効能を宣伝したのをきっかけに、茶の栽培が始まったと言われています。
掛川市は、お茶の生育に適した豊かな自然環境に恵まれ、長い歴史と伝統に培われた銘茶産地として、静岡県内はもとより、国内でも屈指のお茶処として知られています。特産となっている深蒸し煎茶は、普通煎茶よりも蒸し時間が2倍から3倍長く、味も色も濃くなります。
毎年、4月下旬から5月にかけて、まず一番茶の生産が始まり、以後、二番茶、三番茶と10月上旬頃まで続き、市内はさわやかな香りに包まれます。
お茶には、カテキンという成分が含まれていて、この成分には発ガン防止・動脈硬化防止効果、虫歯・口臭予防などの効用があるとも言われていることから、体によい飲み物として脚光をあびています。
掛川高級ブランド茶「天葉」