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近・現代絵画の魅力 二人のコレクターが愛した洋画・日本画

2021年6月30日

掛川市とゆかりのあ二人の美術コレクターによる、洋画と日本画の展覧会です。

主に西洋美術を愛した鈴木政昭氏は、国内有数のステンドグラスの蒐集家として知られています。19世紀、ヴィクトリア朝時代にイギリスで制作されたそれらのコレクションは、技術的、装飾的に極めて高度な作品として高い評価を得ています。これとともに約半世紀にわたり蒐集されてたものが、油彩画や陶磁器、ガラス工芸品などでした。本展覧会では氏が集めた多彩なジャンルの美術品から、戦後に描かれた洋画を中心にご覧いただきます。

一方、故 鈴木始一氏は産業用包装資材の会社を創立した実業家で、華やかな花鳥画から叙情あふれる風景画など、近代の日本画を中心に蒐集されました。昭和54年に掛川市に寄贈されたそれらの作品は、明治から大正、昭和の日本画の歩みに沿って、各時代を代表する巨匠が名を連ねている点が特徴といえます。

両氏は自身のコレクションを多くの方に見てもらうことを切望していました。力強く重厚な表現で対象を捉える油彩画と、静謐な世界を描き見るものに余韻を与える日本画。本展覧会を通じて、二人のコレクターが心惹かれた作品が持つそれぞれの魅力をお楽しみください。

 

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