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平成30年9月定例会行政報告

2018年9月3日更新

市議会9月定例会の開会に際し、行政報告を申し上げます。

第72回全国茶品評会での21回目の産地賞について

はじめに、第72回全国茶品評会での21回目の産地賞について、申し上げます。
このたび、静岡市で開催された第72回全国茶品評会において、市内の五明茶業組合が深蒸し煎茶の部において、最高位の農林水産大臣賞を受賞されました。また、1等の6枠すべてを市内の生産者が独占するなど、圧倒的な成績を収められました。
この結果、掛川市は、深蒸し煎茶の部で産地賞を受賞し、これは3年連続通算21回目の受賞となりました。
生産者の皆様をはじめ、関係各位のご努力に敬意を表するものであります。
全国茶品評会において、掛川市が極めて優秀な成績を収めたことは、これからも掛川茶が最高品質であるという掛川茶ブランドの名声を高めることとなり、今以上に、掛川茶振興の追い風になるものであります。
茶業を取り巻く状況は、未だ厳しい状況が続いておりますが、今回の産地賞受賞を契機に、国内はもとより海外での販路開拓を進めて、さらなる掛川茶ブランド力の向上に取り組むことで、昨今の厳しい状況を打開していきたいと考えております。

小中学校、幼稚園のエアコン設置について

次に、小中学校、幼稚園のエアコン設置について、申し上げます。
近年、夏の気候が高温多湿となってきており、特に、エアコンが設置されていない小中学校や幼稚園では、その対策が急務となってきております。
教育・文化日本一を目指す掛川市として、子どもたちに、より良い教育環境の中で学んでもらうため、小中学校等のエアコン設置を検討する「掛川市教育施設エアコン設置推進本部会議」を立ち上げ、検討を進めております。
今回の方針では、来年6月の梅雨入り頃までに小中学校の普通教室と幼稚園の保育室の400室以上にエアコンを設置する予定でいますが、事業費の確保をはじめ、エアコンの調達、エネルギー源の検討、施工期間や施工業者の確保など、多くの課題があることも事実です。
今後、本部会議において、これらの課題の検討を進めて、市議会に対しても、適宜検討状況を報告し、10月の全員協議会において検討結果を報告したいと考えております。

「掛川市人生100年時代構想」の策定について

次に、「掛川市人生100年時代構想」の策定について、申し上げます。
日本人の平均寿命は、今や80歳を大きく超え、人の生き方や暮らし方をはじめ、社会も大きく変化してきています。
国でも、昨年9月に「人生100年時代構想会議」を立ち上げ、社会保障制度、教育のあり方など、社会システムのグランドデザインを検討しています。さらに、65歳以上の人口がピークとなる2040年を念頭に、これからの地方自治体には、圏域での連携やスマート自治体への転換が必要だと指摘しています。
掛川市においても、長くなった人生に合わせて、人生100年時代を見据えた「掛川市人生100年時代構想」をまとめ、市の施策に活かしていくとともに、より良い人生の生き方を提案してまいります。
今後、政策アドバイザーの先生方などから、ご助言もいただきながら、「人生100年時代の掛川市と地域社会」と「人生100年時代の生き方・暮らし方」の2つを主要テーマに構想をまとめて、来年度の総合計画基本計画の策定にもつなげてまいります。

千年に一度の「想定し得る最大規模の浸水想定」への対応について

次に、千年に一度の「想定し得る最大規模の浸水想定」への対応について、申し上げます。
国・県が策定した約千年に一度といわれる「想定し得る最大規模の浸水想定」では、市内でも、逆川や原野谷川、菊川などの主要河川沿いを中心に、最大水深5メートルの浸水が想定されています。
近年、国や県では、局地的な豪雨の発生や、激甚化する自然災害から命を守るためには、ハード対策だけでは対応が難しく、その場からいち早く逃げるなどの避難行動が原則となるとしています。
掛川市では、自然災害による死亡者ゼロを目指し、浸水域のある22地区において、順次、説明会を開催し、対象となる約2万1,500世帯へ浸水想定図を配布してまいります。
また、浸水域にある「緊急指定避難場所」や「広域避難所」についても、地区まちづくり協議会や自主防災会と再検討を行い、新たなハザードマップの作成などを進めてまいります。

ため池の一斉点検とその対応について

次に、ため池の一斉点検とその対応について、申し上げます。
7月の西日本豪雨では、多くのため池が決壊し、その下流域に大きな被害が発生したことから、現在、全国のため池で緊急点検が進められています。
掛川市においても、先月末までに、223のため池について、緊急点検を進めてまいりました。
その結果、堤体法面に陥没や亀裂があるなど堤体に問題があるため池が48、水路などの洪水吐に問題があるため池が58など、何らかの問題があるため池が123あることが判明いたしました。
このうち、緊急に対策を要する2つのため池、入山瀬の仏沢池と上西郷の西の谷池については、早急に対応を検討し、震災対策事業で補強工事を行うなどの対応をしてまいります。また、問題のあったため池についても、県と調整を図りながら、対応策を検討してまいります。

危険なブロック塀の対応について

次に、危険なブロック塀の対応について、申し上げます。
6月に発生した大阪府北部地震では、ブロック塀の倒壊により尊い命が失われ、建築基準法に適合しないブロック塀の存在が大きな問題となりました。
掛川市では、個人所有の危険なブロック塀の撤去を進めるため、7月に補助率や補助額上限を引き上げ、通学路に面したブロック塀も補助対象に加える制度拡充を行い、あわせて市民への積極的な周知を行ってまいりました。
この結果、4月から6月までの3ヶ月間で7件であった補助件数が、7月だけで19件となり、危険なブロック塀の撤去に大きく結びついております。
市所有の施設にある危険なブロック塀ですが、小学校の2ヶ所は、先月、撤去や対策が完了しております。今後、幼稚園や福祉施設などの15ヶ所のブロック塀についても、10月中を目途に撤去や対策を進めてまいります。

粟ヶ岳山頂休憩所の整備について

次に、粟ヶ岳山頂休憩所の整備について、申し上げます。
粟ヶ岳は、掛川市を代表する美しい山であり、その山頂からは、茶草場農法が培ってきた美しい風景を一望でき、茶産地掛川の魅力を最も効果的に伝えられる場所であります。
先月までに、山頂に建つ既存休憩所の解体工事が終了しましたので、今後、魅力的な山頂の立地を活かしつつ、茶草場農法やお茶を情報発信するための新たな休憩所の建設工事に着手いたします。
新施設の建設にあたっては、世界農業遺産の地から、世界文化遺産である富士山を望めるセールスポイントを活かしつつ、茶草場の茶草を束ねた「かっぽし」を模したデザインとし、思わず写真を撮りたくなる外観とすることで、ここでなければ体感できない施設を目指してまいります。
また、新施設は、地元産の木材を豊富に活用し、国際的な認証制度「FSC森林認証」により、県内では初、全国でも2例目の全体認証公共建築物となる予定です。

「鳥獣被害対策実施隊」の発足について

次に、「鳥獣被害対策実施隊」の発足について、申し上げます。
深刻化するイノシシなどの鳥獣による被害を減少させるため、今月6日、市職員で組織する鳥獣被害対策実施隊を発足いたします。
鳥獣被害対策実施隊は、イノシシなどによる被害の防止策を適切に実施するため、鳥獣被害のある全国の市町村で、設置が進んでいるもので、県内でも、静岡市、浜松市をはじめ14市町で設置されております。ここ中東遠地域では、掛川市が初の設置となります。
隊員は、鳥獣被害対策の所管課である農林課の職員及び狩猟免許を取得している市職員から選抜した10名で構成します。
今後の活動として、県の研究機関や地元猟友会と連携して、拡大する鳥獣被害の現状を説明し、地域一体となった対策の重要性を啓発することにより、地域ぐるみの対策を進めてまいります。

リニア中央新幹線建設工事に伴う大井川の流量減少問題について

次に、リニア中央新幹線建設工事に伴う大井川の流量減少問題について、申し上げます。
リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事により、大井川の流量が毎秒2トン減少すると予測されています。
現在、大井川の水は、掛川市を含む流域の8市2町で、水道水、農業用水、工業用水などに利用されており、流量減少は流域住民62万人にとって死活問題であります。
先月2日、県が中心となり、流域の8市2町と11の利水団体が一体となってこの問題に取り組んでいくため、「大井川利水関係協議会」が設立され、河川流量減少分を大井川に戻すことを提案しているJR東海に対して、トンネル湧水の全量を大井川に戻すことを求めていくこととなりました。
上水道の約9割を大井川の水に頼り、農業用水と工業用水の需要も多い掛川市としても、協議会の一員として、JR東海に強く要望してまいります。

子ども医療費助成制度の拡充について

次に、子ども医療費助成制度の拡充について、申し上げます。
子ども医療費については、現在、中学校卒業までの児童を対象に助成しておりますが、県の対象範囲の拡大にあわせて、10月診療分から、通院・入院にかかる自己負担の助成対象年齢を高校生の年代まで拡充してまいります。また、小学校入学前までの未就学児の自己負担分について、これまで月4回まで1回につき500円の自己負担がありましたが、全額無料化いたします。
健康・子育て日本一を実現するため、安心して結婚、出産、子育てができる環境整備は重要でありますので、子育て世帯の経済的負担の軽減や、疾病の早期治療を目的として、どの子も安心して医療が受けられるよう医療費助成を実施してまいります。

掛川大須賀線バスの一般利用の開始について

次に、掛川大須賀線バスの一般利用の開始について、申し上げます。
現在、大須賀区域と掛川駅を結び、学生専用の通学路線として運行している掛川大須賀線は、10月からどなたでも乗車できる一般乗合路線の運行に移行します。
これにあわせて、帰宅の遅い通勤客などに合わせた便をはじめ、通院の行き帰りに利用しやすいよう、中東遠総合医療センターに向かう便を新設し、便数を現行の10便から13便に増便しました。
また、中東遠総合医療センター外来受診者には、「受診者バス運賃助成券」を渡し、帰りの便については、無料で乗車できるようにいたします。
掛川大須賀線の運行が将来的に維持されるよう、特に大須賀区域の皆様には、積極的な利用をお願いしたいと思います。

今後開催する事業等について

次に、今後開催する事業等について申し上げます。
1点目は、今月4日から8日まで、小笠山総合運動公園エコパにおいて開催されます「第16回全日本学生フォーミュラ大会」について申し上げます。
この大会は、「公益社団法人自動車技術会」が主催するイベントで、ものづくりに情熱を注ぐ学生達が、1年をかけて製作したフォーミュラマシンの性能を競い合うものであります。
今回は、海外のチームも含めて98チームが参加し、大会期間中は1万8千人を超える人々が集まり、経済効果も大いに期待できる大会であります。
掛川市としても、掛川駅と大会会場を結ぶシャトルバスの運行や、公衆無線LANの提供などを行うとともに、掛川市の魅力を発信することで大会を盛り上げ、交流人口の拡大にもつなげてまいります。

最後に、今月8日から11月4日まで、二の丸美術館の開館20周年を記念して開催されます「掛川城と高知城 山内一豊と歴代城主ゆかりの遺品」展について、申し上げます。
今回の記念展では、戦国武将の山内一豊や、江戸時代後半から明治維新までの123年間掛川藩を治めていた太田氏など、掛川城歴代城主にゆかりのある品を展示し、戦国時代の山内一豊の活躍から、太田氏による学問・文化が花開いた江戸時代の掛川を紹介いたします。
また、今回、掛川城天守閣と同じく、山内一豊によって創建された高知城からも多くの収蔵品をお借りし、展示いたしますので、掛川城と高知城にまつわる歴史について、より深く知っていただけるものと考えております。

以上、行政報告とさせていただきます。

平成30年9月3日

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