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2021年1月25日 伝統産業に地域外・異世代の視点を 文芸大学生が葛布新商品を提案

2021年1月25日更新

研究成果を発表する学生

▲研究成果を発表する学生

掛川市役所で1月25日、静岡文化芸術大学デザイン学部学生による掛川手織葛布の情報発信に関する研究成果発表会が行われました。市内葛布商2社や葛布関係団体などが参加して、学生の新商品提案について意見を交わしました。
デザインを専攻する学生による新製品の提案により、地域外・若者世代の視点や気付きを伝統産業に導入することが目的。昨年7月から同学部の11人が手織り葛布の市内現状調査などを通して、ブランディングやプロモーション方法、新商品の企画などを行ってきました。
提案は11案。若者からあまり認知されていないことや、製作にかかる手間により高価なことなどに着目し、和モダンのイメージで若年層をターゲットにすることや、高価でもいいものを選ぶ傾向のある家具雑貨に焦点を当てる案などが発表されました。
葛布の色味の良さを生かした絵ハガキのようなパッケージを考案した小里(おり)弓子さんは「コスト面などの指摘をもらい着眼点が広がった。さらに練り直してもっと魅力的な企画にしたい」と話し、川出幸吉商店の川出英通さんは「固定観念を崩す提案をもらった。商品化を検討したいものもあった」と話しました。

2021年1月25日

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