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久保田市長の全力投球 第14回「全国初の自動運転の実証実験を行いました」

2022年9月1日更新

第14回 全国初の自動運転の実証実験を行いました

協働で全国初の実証実験
全国初となる夜間で公道を使った自動運転の実証実験を、8月1日から7日まで掛川駅から掛川城に至る区間で実施しました。市役所に遠隔コントロールセンターを設置し、車両に搭載したカメラ映像を通じて運行状況をリアルタイムで監視するので、運転手は乗車しているものの、基本的にハンドル操作は行いません。県の3次元点群データを活用したデジタル地図と、車両に設置したレーダーのデータを照合して周囲の障害物を感知しながら走行します。この実験は、静岡県、東急株式会社、ソフトバンク株式会社と連携し、名古屋大、掛川タクシー株式会社などの協力を得て行うことができました。また、車内で提供された掛川をPRする映像は掛川工業高校の生徒が作成に協力してくれました。

掛川ならではのチャレンジ
市DX推進課の戸塚係長が出発式後のインタビューで「最新技術が掛川のまちにどうフィットするのか確認したい」と語っていましたが、このような公道での実験が交通規制なく実施できたことはすごいことです。生涯学習が根付き、チャレンジする人を応援する地域性・市民性があるからこそ実現できたのではないかと思います。

自動運転技術で公共交通の改善へ
今回の自動運転は、国際的な基準では部分的な運転自動化である「レベル2」です。完全自動運転である「レベル5」にすぐに手が届くわけではありませんが、国交省は令和7年に高速道路上でのレベル5を目指しており、遠くない将来、そのときはやってきます。
市内のバスの本数が少ない、バス停までが遠くて不便などの声をよくいただいています。運転手不足が懸念される中、こうした最新技術の活用を見据えながら少しずつ公共交通を改善していきたいと考えています。

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