アートハウス学芸員の丸毛さん(右側の男性)からブロンズ像の説明を受ける見学者
作品は柳原義達「鳩」(1986年制作・第3次椿会第13回展出品作)
掛川市役所3階のテラスで10月3日から、「資生堂アートハウス収蔵彫刻展」が始まりました。平成29年6月末まで。
アートハウスは、9月26日から空調などの設備更新や壁の補強などを行うため、9か月の休館に入りました。再オープンまでの間、市民にもっと気軽に質の高い芸術作品を楽しんでもらえないかと市へ相談。長期に展示でき、公共空間に適した作品として、収蔵作品の中から日本を代表する具象彫刻家である舟越保武、佐藤忠良、柳原義達のブロンズ像各2点計6点が選ばれました。
市役所で収蔵作品を展示するのは今回が初めて。オープンスペースに配置されているため、作品の細部まで楽しむことができます。アートハウス学芸員の丸毛(まるも)敏行さんは「市役所に展示されることは大変珍しい。間近に芸術作品を楽しんでもらいたい」と話しました。
展示は月曜日から金曜日の市役所開庁日、午前8時30分から午後5時15分まで。入場無料です。
資生堂アートハウスは、資生堂が所有する美術品を常設展示する唯一の美術館として昭和53年に開館。市民のみならず、県内外からも足を運ぶ方が多く、年間入館者数が3万人を超える人気スポットです。
2016年10月3日