総合トップ広報かけがわ2016年11月19日 鍛金で人間国宝に認定 大角さんに市民栄誉賞
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2016年11月19日 鍛金で人間国宝に認定 大角さんに市民栄誉賞

2016年11月19日更新

松井市長から表彰される大角さんの写真
ステージで松井市長(右)から表彰状を受け取る人間国宝の大角さん

大角さんが作成した南鐐花器「海風」の展示を眺める女性2人
平成9年に作成された南鐐花器「海風」(直径15.5センチメートル・高さ23センチメートル)
注 平成27年12月2日 掛川市役所特別展示

平成27年10月に鍛金(たんきん)の分野で、女性初の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された構江区出身の大角幸枝さんへの市民栄誉賞贈呈式が11月19日、かけがわ教育の日に合わせて行われました。会場へ訪れた900人が、大角さんの偉業を祝福しました。
鍛金は、重要無形文化財にもなっている伝統工芸。大角さんの作品は、板状に延ばした銀などを金づちや木づちで打ち絞った器の表面に、細かい切れ目を入れて金銀などを打ち込む「布目象嵌(ぬのめぞうがん)」で装飾を加えるという独特のもの。流れるような稜線と金属特有の色彩が器の美しさを引き立たせる独自の作風を築き、高い評価を得ているほか、後進の指導や育成にも尽力しています。
式では、松井市長が「卓越した技術と優れた芸術性で、日本伝統工芸の発展と継承に大きく貢献された。その功績は顕著で市民の誇り」と称し、表彰状と記念品のカップを大角さんに手渡しました。
大角さんは、「掛川市のみなさんから、このように盛大にお祝いいただくことは、とても申し訳ない気持ち。物を作ることは人間だけが与えられた楽しみ。これからの人に、さまざまな形で伝えていきたい」と、来場者らに語りました。
市民栄誉賞は今年9月に市が創設。吉岡区出身でリオ・パラ五輪のメダリスト山本篤選手へも11月7日に贈られました。

2016年11月19日

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