協定書を手にする松井市長(左)と似鳥会長
市とニトリ(本社・札幌市)は11月8日、双方が所有する美術館の連携協力に関する協定を締結しました。市ステンドグラス美術館が民間企業と、ニトリ小樽芸術村ステンドグラス美術館(小樽市)が地方自治体と協定を結ぶのは、今回が初めてです。今後は広報活動や交流事業で相互に協力していきます。
竹の丸で行われた締結式では、松井市長とニトリホールディングスの似鳥昭雄代表取締役会長が協定書に署名しました。松井市長は「民間の知恵と行政の経験が一体となる画期的な協定」とあいさつ。両館を子どもたちの感性を磨く場にしたいとの展望を述べました。似鳥会長は「来館者を紹介し合い国内外にファンを増やしたい」と、国内店舗へのパンフレットの配置やイベントの開催などで、両館の交流を深めていく考えを示しました。
ニトリ小樽芸術村は、小樽の栄華を示す19世紀から20世紀初頭の歴史的建造物で構成される複合的な芸術空間。ステンドグラス美術館は旧高橋倉庫を活用し、今年7月に開館しました。実際に教会に飾られていたステンドグラスを中心としたコレクション70組、140点が展示されています。
2016年11月8日