連携して負傷者の救助活動を行う消防署員や警察署員ら
重大事件を想定した消防や警察、医療機関、行政の4者による大規模な災害対応訓練が12月10日、JA遠州夢咲の協力のもと大坂支店で行われました。この訓練は、市消防本部が関係機関に呼びかけて実現したもので、4機関による合同訓練は昨年に続いて2回目。市消防本部や掛川警察署、聖隷三方原病院のDMAT(災害派遣医療チーム)など約80人に加え、消防車両や救急車、警察車両、ドクターヘリが出動しました。
訓練は、同店窓口に不審者が侵入し、刃物で店員を切りつけてけが人が多数発生したほか、ガソリンをまいて放火したとの想定。駆けつけた警察署員が犯人の武器を払い落として取り押さえると同時進行で、到着した救急隊や消防署員が負傷者を迅速に運んだり、DMATの医師らの指示でトリアージを行ったりするなど、本番さながらの雰囲気のなか連携を確認し合いました。
訓練を終えた白畑消防長は、「多数負傷者の出る大きな事件、事故は、誰が何を担当するのかという境が難しくなる。互いに連携を図ることで早期解決につながるため、これからも訓練を続けていくことが大切」と述べました。
2016年12月10日