『ふわりとチャバ』制作時の話をする永田さん
日坂小学校で3月2日、世界農業遺産「静岡の茶草場農法」について描いた絵本『ふわりとチャバ』の読み聞かせ会が行われました。
市内で作者の絵本作家・永田萠(もえ)さんが同作品の読み聞かせをするのは初めて。永田さんは、全校児童78人に向けて読み聞かせや内容を振り返るクイズなどのほか、絵本を作る課程の説明をしました。物語に出てくる茶文字や茶畑、花の絵は実在する景色であること、見開きのページに景色を描くのに3日間もかかったことなど、永田さんが教えてくれる絵本の秘密を、児童らは楽しそうに聞いていました。
永田さんは「教室の窓から茶畑を見ながら読み聞かせができて幸せ。この絵本が子どもたちにとって、環境や歴史を守り、故郷を誇りに思うツールになればうれしい」と話していました。
2016年3月2日