贈呈されたICT機器を体験する生徒たち
資源化物を回収し、その収益で学校教育へのICT(情報通信技術)支援を行う市民団体「あすなろ応援団」(松浦昌巳代表)が5月16日、大浜中学校へ60インチ一体型電子黒板2台と書画カメラ2台を贈呈しました。
同団は、昨年3月に市民団体と市内協力事業所4社とが協定を結んで設立。工場や道の駅、ホームセンターなどの協力事業所から、排出される段ボールなどの資源化物の提供を受けてきました。1年間で得た約100万円の売り払い金でICT機器を購入。今年から市教委のICT活用研究校に指定された大浜中学校を、贈呈第一号に選びました。
電子黒板は、生徒と先生、生徒同士の画面を比較したり、投影した映像に専用のペンでコメントなどを書き込むことができます。また、書画カメラは、画像や動画をリアルタイムに電子黒板へ投影することができ、臨場感のある授業展開が可能になります。
贈呈式では、松浦代表が「機器を使った成果を見せてもらいたい。今後も引き続き、協力事業所を増やして教育情報化を支援していきたい」とあいさつ。全校生徒を代表して大石太陽生徒会長が「ICT機器を使って授業ができること、とても楽しみ。仲間と高め合いながら授業に取り組みたい」と笑顔で謝辞を述べました。
2016年5月16日