中学生に脳科学の話を披露する理学療法士の岡部さん(右)
東中学校の2年生168人が9月29日、市内を中心に働く方々を講師に迎え、「掛川学」と題した職業講話を受けました。
これは、10月下旬に行われる職業体験学習に向けて、働く意義、目的、厳しさなどについて理解を深めるために行っているもの。生徒たちは、旅館業、警察官、検察庁、理学療法士、花屋、呉服屋など8つの職業から2つを選択し、仕事の内容や資格が必要かどうか、どうしたらその仕事につけるかなどを学びました。
中東遠総合医療センターに務める理学療法士の岡部敏幸さんは、「あいさつをされると、脳は相手がいい人だと判断する。率先してあいさつすることが大切」と、脳科学の見地から説明したほか、「思ったことを口に出すと脳が反応する。傷や病気の治り方に差が出る」など、医療現場での経験を語りました。受講した生徒たちは、講師の専門的な話に興味津々。熱心にメモを取るなどして、働くことの意義を深めました。
2016年9月29日