ユーモアたっぷりの語り口で聴衆を魅了する川端さん(右)
絵本の原画を解説する川端さん(中央奥)
横須賀地区にある清水邸本宅で10月14日、絵本作家の川端誠さんが自身の作品を開き読みする「絵本ライブ」が開かれ、親子連れなど約80人が絵本の世界観や軽快なトークを楽しみました。
地元の大須賀図書館ボランティア「このゆびと~まれ」(石野弓子代表)が同住宅で主催する「絵本を抱えて遠州横須賀へ2017」の川端さん原画展の最終日イベント。
川端さんは、古典落語を絵本にした「そばせい」や「ときそば」のほか、原画展で展示している「さくらの里の風来坊」など6作品を、おもしろおかしく開き読み。来場者は笑い声を上げて楽しみました。また、「湯気の色の濃さで寒さを表現している」など、作品の見どころなども紹介し、会場を沸かせました。
平成23年から毎年、同グループが川端さんを講師に招きイベントを企画。原画展と絵本ライブは今回で2回目となります。代表の石野さんは「今回は大人の参加が多くうれしい。絵本の魅力や奥深さを知ってもらい、絵本を通した地域の世代間交流を深めてほしい」と話しました。
川端さんは、昭和57年に「鳥の島」で第5回絵本にっぽん賞を受賞。落語絵本やお化けシリーズなど、幅広い年齢層に人気があります。
2017年10月14日