天守閣ですす払いを行う「おもてなし隊」の忍者や武将たち
掛川城天守閣で12月16日、年末恒例のすす払いが行われ、1年間の汚れを落とし、新年を迎えるための準備を行いました。
今年8年目を迎えたすす払いには、武将や忍者にふんした掛川城の観光ボランティア「掛川城戦国おもてなし隊」メンバーや掛川城管理事務所の職員ら8人が参加。6メートルから7メートルほどの笹竹を使い、天守閣の外壁や軒下などについた「すす」やほこり、クモの巣などを丁寧にとり払いました。
同隊でお頭を務める小沢孝司さんは「1年間ありがとうという気持ちで取り組んだ。きれいな姿で新年を迎え、たくさんのお客さんに掛川城を見てもらいたい」と声を弾ませました。掛川城は400年ほど前に山内一豊が創建。「東海の名城」と呼ばれました。安政の地震で天守閣が損壊し、そのまま明治2年に廃城となりましたが、市民の熱意と努力により、平成6年に日本初「本格木造天守閣」として復元されました。
今年4月から11月末までの来場者数は、前年比約7,500人増の約105,000人。同事務所の木曽美雪所長は「大河ドラマの影響ばかりではなく、歴史好き、城好きの方が全体的に増えている。来年も多くの方に足を運んでもらいたい」と話しました。
2017年12月16日