完成したばかりの案内看板を眺める倉真地区の役員ら
倉真地区まちづくり協議会(横地静雄会長)は4月29日、地区の案内看板の工事が完了したことから、現地でお披露目式を開きました。参列した役員ら約30人全員で除幕を行い、新しい看板の完成を祝いました。
看板設置の構想は5年ほど前から。昭和60年に設置されたシンボルタワーが老朽化し、取り壊すことになったことから、その跡地利用として看板づくりが具体的に動き出しました。協議会内の「倉真の住まい研究部」(松浦信一部長)を中心に、市内や近隣市町の看板を研究。「掛川一の看板」を合言葉に、市外から訪れる方はもちろん、地区住民にも地元の魅力を再発見してもらおうと試行錯誤し作成しました。
看板は高さ3.6メートル、横幅4.3メートル。骨組みには杉の丸太を使い、屋根は一文字葺(ぶ)きを採用。市の「希望のまちづくり交付金」を活用しました。マップには、倉真地区の観光名所や温泉、トレッキングコースなどが詳細に描かれています。
式典で、横地会長は「倉真に住みたいという方に来てもらいたいが、その地に行ったことがない人は住まない。倉真へ一人でも多くの方に足を運んでもらいたい」と、松浦部長は「この場所は倉真の玄関口。これを機に住みたいという方が増えてくれたら本望」と期待を寄せました。
倉真地区では、4つの看板設置を計画。4月12日には倉真温泉付近へ設置を済ませ、今後2年間で、粟ヶ岳や小学校付近の中心部にも配置する予定です。
2017年4月29日