人間国宝・藤沼さんから直接指導を受ける児童ら
竹工芸の重要無形文化財保持者(人間国宝)藤沼昇さんを講師に迎え、伝統工芸体験教室が8月20日、大坂小学校体育館で開かれました。同校で参加を希望する5年生・6年生の親子14 組28人が、一流の竹工芸家の手ほどきを受けながら、竹とんぼ作りを学びました。
主催は市伝統工芸体験教室実行委員会(横山茂明委員長)と市。将来を担う子どもたちに創造性豊かな感性を身につけてもらおうと昨年から実施しています。参加した親子は、藤沼さんから「竹を薄く削り軽くした方が良く飛ぶ」「削る角度で飛ぶ角度が変わる」など直接指導を受けながら、長さ15センチメートルほどの板状の竹をナイフで削り、30分ほどで完成させました。
作り終えた親子は、その場で滞空時間や飛んだ高さを競うなどして、手製の竹とんぼを楽しみました。参加した増田このかさん(5年)は「羽のバランスをとるなど、簡単そうに見えて難しかった。人間国宝の先生に教えてもらい記念になった」と笑顔で話しました。
2017年8月20日