総合トップ広報かけがわ2018年7月8日 厳かに「垂木の祇園祭」始まる
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2018年7月8日 厳かに「垂木の祇園祭」始まる

2018年7月8日更新

白い衣装を着た獅子の役割の男性がが六所神社の石段を上る獅子

六所神社の石段を上る3体の神輿と神輿を運ぶ人々

六所神社の石段を上る獅子や3体の神輿(7月8日撮影)

桜木地区上垂木にある雨桜神社と六所神社による「垂木の祇園祭」が7月8日から始まりました。
毎年7月の第2日曜日をはさむ8日間開かれ、今年は15日まで行われます。
起源は鎌倉時代末期にまでさかのぼり、雨桜神社の社殿が焼失した際、2キロメートル南の六所神社で御祭神を一緒に祭ったことから、お礼のための神幸祭が始まったと伝わっています。また、天から降りてきた獅子が収穫した麦を食い荒らし、これを武者が退治して祭ったという伝承もあり、この2つの神事と伝承が祇園祭として同時に執り行われるのは全国でも珍しいと言われています。
雨桜神社の神輿3体に同行する獅子や旗持ちなどの役割り、「麦オコワ」を供える家などが江戸時代から地域の約30世帯で世襲によって守られてきたこの祭礼は、地域の特色を顕著に残し、学術的に高い価値が認められ、今年4月26日に市の無形民俗文化財に指定されました。
14日夜には19代目が受け継ぐ中村家で「獅楽式」が、15日には神輿還御が行われる予定です。

2018年7月8日

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