家の中に展示されたアート作品を眺める観光客ら
土間に展示された作品を鑑賞する来場者
遠州横須賀街道沿いの町並みをそっくりそのまま美術館に見立てる「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」が10月25日から3日間、横須賀地区で開かれました。県内外のベテランから新進気鋭の作家約100人の作品が街道を彩ったほか、軒先や土間などで実演パフォーマンスも行われ、来場者を楽しませました。
主催は地元のまちづくりグループ「遠州横須賀倶楽部」(竹内誠人代表)。普段は空気のような町並みを意識してもらおうと始まったこの事業は今年で21年目。民家の軒先や玄関、部屋など東西約2キロメートルの街道沿い65会場に、インスタレーションや絵画、陶芸などの作品が展示されました。
作家の会場常駐も大きな特徴のひとつ。作家が創作過程や作品のポイントなどを解説すると、訪れた観光客らは熱心に耳を傾けたり質問したりして、交流を楽しんでいました。
横須賀地区は江戸時代に城下町として栄え、今もその風情が残ります。街道の一部区間は平成26年1月に市景観形成重点地区に指定されています。
2019年10月27日