ガラスに絵付けをする児童ら
原田小学校で6月10日、4年生児童11人がステンドグラス制作を体験しました。
講座は市ステンドグラス美術館による出前講座。古典技法による本格的なもので、フランス製のアンティークガラスや専用の絵筆や顔料などを使用する学校対象の講座は県内初で、全国的にも大変珍しい講座です。
古典技法はステンドグラスの制作技法のひとつ。特殊な顔料でガラスに絵付けを行い、それを焼きつけた後、とで鉛の枠で組み立てます。一度焼き付けたガラスは何百年もの年月が経っても決して色あせません。同美術館に展示されている作品は全てこの技法で作られています。
児童らはステンドグラス作家の志田政人さんらの指導のもと、さまざまな色のガラスのなかから4枚を選んで約1センチメートル角のパネルを作り、思い思いの絵を顔料で描き込みました。
は虫類が好きという鈴木慶志朗さんは「トカゲの絵を描いた。筆でいろんな太さの線を描き分けるのが難しかったけど楽しかった」と話しました。
この日、絵付けを行ったステンドグラスは焼き付けを行い、6月20日に鉛の枠を使って組み立て完成させます。
2019年6月10日