1 趣旨・目的
南海トラフ巨大地震などの大規模な災害が発生すれば、人的・物的被害は甚大となり「静岡県第4次被害想定によれば、掛川市の死者数は最大で800人の想定がされています。掛川市では、「掛川市地震・津波対策アクションプログラム2014」の推進の一環として「掛川市防災ガイドブック」を全世帯に配布、「家庭の避難計画」の作成を推進することにより、「死亡者ゼロ」を目指し、防災・減災対策に取り組んでいます。
「スルガ銀行株式会社 掛川支店」は、掛川市指定金融機関として活動しており、大規模災害時における復旧・復興活動に対する市との協力態勢を築くため、「かけがわ防災パートナーシップ協定」及び「災害時における公金事務取扱に関する協定」を締結しました。
これらの協定締結により、耐震補強を行う際の金銭的な負担を軽減し建物の耐震化率向上が期待されるとともに、大規模災害等の緊急時における支払体制を整え災害対応を行うことにより、早期の復興が期待ができます。
2 協定の概要
かけがわ防災パートナーシップ協定
スルガ銀行の役割
- 耐震診断を実施し、耐震補強工事計画書に基づく耐震リフォーム工事または耐震シェルターの設置を行う顧客に対して、金銭的な負担を軽減し建物の耐震化率を高めるため、貸付利率の優遇措置を設けた融資商品を用意する。
- 建物の耐震化や耐震シェルターの普及を支援するため、市や地域が実施・推進する支援制度の周知に協力する。
掛川市の役割
- 「かけがわ防災パートナーシップ協定」認定証の交付
- 広報かけがわ及び市ホームページでのPR
災害時における公金事務取扱に関する協定
- 市の緊急の支払いに必要な現金の確保
- 市の緊急の支払いに対応するための職員の派遣
- 義援金受付口座の開設
協定締結式の様子