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安心・安全な農作物の生産をめざして

2011年9月14日更新

正しく使い正しく記帳!
農薬の使用基準を守り安全・安心な農作物を作りましょう。

安全・安心な農産物生産により、消費者に信頼される産地づくりを

平成18年5月にポジティブリスト制度が施行され、国民の食に対する意識が高まる中、国内においても、しゅんぎく、レタス、イチゴ等で違反事例が確認されています。その主な原因は、農薬の使用法に問題があるものと、防除機の洗浄不足です。
農薬散布の際は、食品を提供しているという意識を持ち、下記の内容および周辺環境にも十分注意し「安全・安心な農作物の生産」を心がけましょう!

農薬散布上の注意

1.農薬の使用基準を遵守すること

農薬の容器に表示してある適用作物、希釈倍率、散布量、使用時期、使用回数などを正しく守って使用しましょう。

2.農薬の飛散防止に努めること

農薬散布は、風のない時か弱い時に風向きに注意し、散布機の圧力を低めにして、作物に近い位置から行いましょう。
飛散しにくい農薬、飛散軽減ノズル、飛散防止ネットやシートを積極的に使用しましょう。

3.周りの生産者と連絡を取り、農薬の散布情報をお互いに確認すること

周りの作物の栽培状況を確認し、その農作物が収穫に近い場合は特に注意しましょう。

4.登録農薬を使用すること

ラベルに農林水産省登録第何号の記載がある登録農薬を使用しましょう。

5.農薬の使用履歴を必ず記帳すること

正確な記帳で適正使用していることを証明しましょう。

器具の洗浄の徹底について

使用前後に必ず散布機のタンクやホースの洗浄を行いましょう。また、使い残した農薬や洗浄水の公共水域(河川・池等)への流出にも注意しましょう。

住宅地等における農薬使用について

農薬は、植物の病気や薬害の防除、除草等において有効な資材ですが、飛散すると人の健康(特に化学物質過敏症のかたや化学物質に対する感受性の高い子供や妊婦のかた)に影響を及ぼすことが懸念されています。
近年、学校・保育所・病院・公園・住宅地内およびその周辺で使用された農薬の飛散を原因とする住民、特に子供などの健康被害の訴えの事例が聞かれるようになっています。これらの場所やその周辺での病害虫や雑草の防除は、まずは農薬を使用しない方法を考えましょう。
病害虫の発生状況などを踏まえ、やむを得ず農薬を使用する場合は、周辺住民へ事前に周知するなど健康被害防止に努め、周辺に飛散させないように最大限の配慮をしましょう。

農薬の目的外使用は絶対しない

農薬の目的外使用による事件や事故が全国的に多発しています。農薬に対する不信感を招かないため、目的外(鳥獣退治に使用することなど)には絶対に使用しないでください。

あなたの生産した農作物がいつ調査対象になるか分かりません。
一人の不注意が生産物の出荷停止・回収にとどまらずブランドへの信用失墜や風評被害により、産地全体に大きな損害を与えることを考え、農薬の使用にあたっては十分に注意してください。

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